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カルチャーハック

「謎の種」の正体は?中国での報道は?中国がやったとするには不可解な点。

こんにちはYukiです!

「謎の種」のニュースは今でも注目を集めていますね!
今日はその「謎の種」が中国では報道されているのか?または報道されていないのか?
これについてご紹介したいと思います。

動画版はこちら

★中国では報道されているのか?

結論は、報道されています。百度やウェイボーなどでこの件についての報道はされている。

日本を含めた海外のニュースの引用が出ています。

この記事の題名で、謎の種について米中協力調査することになったと強調されています。

送り先となっている中国郵政も調査中と書いてある。また、同じような件が日本でも発生していることも報道されている。

朝日新聞の引用もある。
日本で国際郵便として謎の種が届くということが数多く報告されていて、発送元が“CHINA POST中国郵政”なっている。
農林水産省は、この謎の種が届いてもむやみに植えないようにと呼びかけている。とそのまま報道されている。

★記事に対するコメント

この記事に対するいくつかのコメントを見ると、
「これはアメリカや日本の自作自演だろう。」
「台湾がやったんじゃないか?」
というものが多かった。

他には「CIAがやったんだろう。」「アヘンの種に似ている。」
というのもあった。

しかし、最も多かったのはおもしろいことに
「これはパクチーの種だ!」だったw

パクチー
中国語は香菜:xiāng cài

この件は報道されていないのかと思いきや、7月の段階からの記事が今でも残っている。
8月28日の報道で調査結果が報告された。

これは在日中国大使館が発表したものであるとしている。送り元などの記載情報にミスが多いことから、これは偽造であると結論づけ、中国郵政はすでにUPUと呼ばれるスイスに本部を置く、国際郵便連盟に偽造配達物配達阻止の協力を求めた。

と報道している。

この件は今でも注目されており、9月8日のニュースでも、Amazonが外国産種子の販売を禁止したことが出ている。

★送り元のスペルミス

これが偽造だと言われても、眉唾ものだ!と思う人も多いだろう。

しかし、1つ興味深いことを発見した。
こちらの写真を見てほしい。

NHKで報道されたものである。

上の送り元のところを見てほしい。

From:ShenZhen GuanDong

ShenZhenは深センのこと。そして、GuanDongこれは広東省のことであるが、スペルが違う!
正しくはGuangDongである。

どうしてこれが広東省だってわかるの?
という疑問もあるかもしれない。

広東省深センであるから、深センなら広東省であるわけだが、それでもツメが甘いと思われる方のためにもう少し考察してみよう。

Gから始まる省をみてみる。

甘粛省(GanSu)
貴州省(GuiZhou)
広西省(GuangXi)
広東省(GuangDong)

さて、どれをみても同じものはない。

★ただの書き間違えじゃないの?

まずこの送り先は送り主が書いたものではなく、広東省の中国郵政が発行するものには全て記載されるものである。

そのため、ここでミスがあるなどということはないのだ。パソコンにある記載情報であり、その都度記載するわけではない。

よって、ここでミスが出るはずはないのだ。
万が一、ミスがあっても中国人は気がつく。

その理由は以下で説明しよう。

★アルファベット表記=ピンイン

中国語の発音はピンイン(拼音)と呼ばれる発音記号で表記される。

くわしくは:【中国語勉強法】でる順!常用漢字のピンインを覚える!

日本語のふりがなだと思えば良い。

東京都は
東京(とうきょう)
こんな感じである。

同様に
広東省は
广东(guǎng dōng)と表記される。

上の宛名のミスではguanとなっている。
guanと発音する漢字は:管,官,观,关,馆,惯など日本語で「かん」と発音できるものが来る。

東京(とうきょ)
として、気が付かないことがあるだろうか?

他のパッケージも同じミスがある。

★不可解な点

・中国から送られた物である場合、中国が出どころをすぐに発見できないことがあるだろうか?

という疑問がある。
すべてを国家が監視している社会において、こういった国際的ニュースになるような事態を見つけ出せないとは考えにくい。

コロナのこともある。さらに国際的問題を引き起こすような個人やら組織は早く見つけ出して処分したいことだろう。そして、それはたやすいことだろう。
しかし、そういった報道はまだされていない。

・国際郵便で種子は送れない。

国際郵便では種子やお茶っ葉など送れないものが多い。
私個人も日本にお茶を送ろうとした時、中身チェックでアウトを喰らった。

郵送時にチェックがあり、税関でチェックがある。さらに、到着国でのチェックもあるはずだから、大まかに3段階のチャックが必要だが、これだけ大量の、しかも「謎の種子」が各国で税関を通り抜けることができるのだろうか?

★目的はなにか?

タオバオなどの店は購入者からの優良評価を欲しがる。これは、商品の受け取りがあった後でないと評価はできない。

よく空の箱やなにかテキトーに送って、受け取りが済んだら優良評価をしてもらうということもあった。
グルであったり、または商品をプレゼントするからという約束の元にやるというものもあった。

今回の件が経済的に利益があるものであれば、なぜ早くからやらなかったのか?中国国内でこういった詐欺が起きていたときになぜ、やらなかったのか?

今回の場合、受け取り主が評価をしていない。また、発送元が存在しないものであるということから、上記の詐欺にはあてはまらないだろう。

では経済的利益のためではない可能性が高い。

★政治的陰謀か?

この種子が本当にパクチーやら瓜などが多いらしいが、これらは中国で栽培され、よく食べられているものである。

栽培もアジアで盛んなものばかり。

発送元も中国と書いてあることから、これは中国に対するものであると想像できる。
送り先がどこでも良いのなら、種子を送ることが目的と考えられるが、種子を送ったところで誰がどんな得をするというのか。

今回のコロナの件の真っ最中であることから、これは中国政府に汚名を着せたい行為だとは考えられないか?

投函方法は、各国で個人的に自らが投函している可能性が高いだろう。

ここまで考えたがまだ謎が残る…
もし政府に汚名を着せたいのなら、種子でなく、薬物やら汚物やらを送りつけた方がインパクトがあるのではないか?

では目的はまた別のところにあるのか…。
そしてなぜ、国はこの種子が何の種子であるかを公表しないのか…

以上です。ありがとうございました。

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