中国語の学習で、わからない単語があったら辞書でその単語の意味を調べますよね。
しかし、もっとおすすめ方法があるのです。
それは漢字ひとつひとつの意味を見ること。
漢字の成り立ちは、研究者によってさまざまです。
中国で売っている辞書もいくつか持っていますが、
そこでも辞書によって書いてあることが違います。
日本の辞書ではGakkenの『漢字源』と白川静の『字統』を持っているのですが、
おすすめは『漢字源』です。
その理由と使い方を以下ご紹介します。
『漢字源』で漢字の意味を調べる
例えば“学习”を辞書で調べると「学習する・勉強する」と出てきます。
「あぁ、勉強か」でやめてしまうと、深みにはいけません。
そこで『漢字源』の出番です。
コア:二つのものが交わる
語源:師匠が子弟に知識を与え、子弟がそれを受け取る行為
コア:重なる
語源:同じ事態が何度も繰り返される
このように、語源と本質のコアの意味が出てきます。
これらから“学习”は、「師匠に教わったことを、何度も繰り返して身につけること」という本質の意味が見えてきます。
単なる暗記ではないということです。
『漢字源』にはピンインも載ってる
「学」を『漢字源』で引くと以下のように出てきます。


右下の青丸で囲った部分を見てください。
なんと、中国語のピンインが載っているのです。
“xué”と出ていますね。
これは僕も『漢字源』を買ってから気がつきました。
中国語の学習にもぴったりです!
中国語が「丸暗記」から「理解」に変わる
中国語では用法がたくさんあってやっかいな文法もいくつかあります。
中でも「就」はその代表格ですね。
こういう時は『漢字源』の出番です。
コア:引き締まる
語源:引き締まるとA点とB点の間隔は縮まるから、「間を縮めて接近する」というイメージに展開
以下の文を見てみましょう。
看到妈妈,宝宝就笑了。
「就」は「間隔が縮まる」という語源ですから、
「看到妈妈」(お母さんが目に入る)と
「宝宝笑了」(赤ちゃんは笑った)
の間隔が短い、つまり、
お母さんが目に入った瞬間に赤ちゃんが笑った
というニュアンスだとわかるわけです。
連続して起こっていると推測できます。
このように漢字の本質を知っていれば、知らない用法も推測できるのです。
中国語は漢字からできています。
そして漢字はひとつひとつに意味があるのです。
暗記に頼ると膨大すぎますので、
漢字のイメージを調べるのが得策です。
ちなみに以下の動画で「就」について解説しています。
『漢字源』が向いている人
私に必要かな?と悩む人もいるでしょう。
買って損はしたくないですもんね。
目安として、以下に当てはまる人は1冊持っておくと役に立つと思います。
・中国語を丸暗記したくない人
・漢字の感覚を深く理解したい人
・中国古典に興味がある人
・中級以降で伸び悩んでいる人
3000円ちょっとで買えて、一生使えると思えば
ほとんどの中国語学習者にとって有益だと思います。
辞書に直接書き込んで、自分だけの辞書を育てていきましょう!