2010年当時、ボクは塾講師のアルバイトをして、貯めたお金をもとに一人バックパックを背負って台湾に旅立ちました。
それが初めての海外で、当時は中国語は勉強したことがなく、英語もかなりのカタコト状態。
滞在は10日間で、毎日リアルタイムでmixiに記録をつけていました。
当時撮った写真は数少なく、動物や食べ物がほとんどでしたが…笑
それを発見したので、ここでご紹介したいと思います。
すっかり忘れていましたが騙されたりもしてたようですね、それも学生に笑
中国語がまったくできない状態での台湾がどう見えるのか参考になればうれしいです。
1日目(2010. 9/17)台湾到着!
飛行機内では、この前まで日本で放映されていた『ベストキッド』が見られたという奇跡が!!
さて、
台北に着いたのはいいけど、宿が見つからず・・・・
人に聞いてみる
すると、
「はおぴょ~」
とか言い出す始末。
一人が詳しく教えてくれた
『りっちょんばっちょんぴゅーらんたん>;PL+*Pらいら~*+P』
なるほどね
他のひとに聞くことにした
(くわしく話すと長くなる+ネタが加わる)ので略。
3時間後に宿をみつけ、すこし休んだ後、冒険に出発!
初めての外国で、ちょっと怖かったから、近くの屋台をあるくだけw
いろいろ勧誘があり
『みちょらまんもちょーはりやー@pl、p:ほーっちゃっかいー』
なぜか腹が減らず、その日は何も食べなかった。
衝撃だったのは
ホームレスの人たちがお皿をおいて、
うつ伏せになり
お金を乞っていることかなぁ・・
それだけではなく、
レシートをもらってるのよ~
台湾のレシートは宝くじになっていて、
2か月に1回抽選がおこなわれているらしい。
寄付のために学生がレシート集めをしたりしているのも素晴らしいと思う。
その割に、順番は守らないし、声でかいし、どこでも電話したり….
マーケットのお惣菜コーナーではつまみ食い。笑
でもすごく親切。
みんな、外人だとわかると知っている単語を使って英語や日本語、ジェスチャーで一生懸命教えてくれる。
日本だと道行く人はどういう反応をするのだろう・・・
日本は「礼儀正しい・まじめ・勤勉」といわれていて、
たまに「親切」が入るけど、それは店員の対応の印象だろうね。
規則正しいだけなら、ロボットに負けちゃうね。
まぁ、そんなわけで
寝る時間…
なぜか怖くて眠れず、早く帰りたく、アメリカに留学するのも本当にイヤでイヤでしかたなかった。
情けないですな、
はおぴょ~
2日目(2010. 9/18)
今日は台湾の原宿「西門町」へ!
コンビニでペットボトルを買ったけど、60~70円!物価が安い。
でも、お茶には砂糖が入っていて甘い…
さて、炎天下の中歩き回ってCDショップへ。
なんとCDやDVDは600円くらい!
しかも日本11月公開のジャッキーチェンの新作映画のDVDもゲット!
それと、そのときの中国語のBGMの曲を購入。
昼は麺類。これは味がなく、おいしいとは言えない…
夕方、台北にある地下街をうろうろ。
生ジュースは絶品で、大半はジュースに費やす始末..
宿で知り合った日本の方と夜中まで語り合い、充実した1日だった!
はおぴょー
3日目(2010. 9/19)
今日はまさかの台風!!風がかなり強い….
持参した折り畳み傘は役立たずだから、コンビニで購入。
60円くらい。
しかし、
外で強風の中さすと、一瞬で傘が吹っ飛ばされた!!!
ぶっこわれたりして、結局4本買った…
今日は『市政府』というところへ。
デパートがたくさんあるらしい。
しかし、
台風で全部閉店;;
唯一あいていた台北101というところへ。
本コーナーがかなり広くて、日本語学習本を買ってみた。
客は売ってる本を座り込みで完読したり、全部書き写してたり、その場で読み聞かせてたり…
でも、店員も怒らないで一緒に読んでるというおおらかさ,笑
南国だからか..
帰りに道に迷って同年代くらいの男の子に道を聞くと、駅まで来てくれて地図を見ながらオススメスポットを1時間くらい紹介してくれた。
お手本にしたい人がたくさんいるよ、台湾!!
そして龍山寺へ。
参拝の仕方がわからず、見るだけ(笑)
ホームレスの行列があり,叫んでたりと独特な雰囲気があり怖かった。
聞くと周囲の治安は悪いらしい。
パスポートが無事でよかった…
身動きできないほどの強風になり、すぐ帰宅。
もう台風はこりごり…
4日目(2010. 9/20)
今日は晴れ!
途中下車で寄り道しながら台湾1でかい動物園へ。
キリンは「首長的鹿」笑
(※実際は“長頸鹿:cháng jǐng lù”)
パンダもみたよ~
歩いているとグリーンアノールっていうトカゲがいた。
捕まえて持って帰りたくても空港でひっかかるから断念…
いろいろまわって(動物園はわくわくするね)
おじさんの「不毛的頭」も撮影でき満足。帰る。
おばさんの「無礼的騒音」に悩まされつつ「士林観光夜市」へ。
台湾は毎日夜市というお祭りがあるのよ~。
しかし、
カップルが多く「孤独的気持」
臭豆腐という臭い豆腐をすすめられ食べようとする。
「学生的集団」が見ている。
チャンス!
はは
リアクションなら言葉の壁がないぜ!
笑いをとったので満足。臭豆腐は処分して帰宅。笑
宿で知り合った日本人と語り合っていたらセミが入ってきた。
しかし、
しかし、
やつは
「G的黒悪魔」だった。
日本の2倍はあって、しかも飛びまくるのよ..
止まってる時間の方が短い…
スプレーしたらこっちにきやがるし、いくらまいても飛んでるし、でかいし、日本語通じないし…最終的には死んだわけではなく出て行った。
ホントに「はおぴょ~」だよもう!!
高校生がボールペンを売っていて
「これがスクールマネーなんです。買ってください。お願いします。」
「助けてください。」
っていうからいくらか聞いたら
200元(DVD1枚分)
高いけど、かわいそうだから買ってあげたら、
「小さいお金ががあまっているのでおつりもらって欲しい。」
っていうから
1000元(台湾で1番大きな金額の札)をわたしたら、
「ちょっとまって」
と日本語で言い、
走り去って行った….
あ~あ
1000元あればちょい高級なホテルに1泊できるんだぜ…
ちくしょ~
5日目(2010. 9/21)
チェックアウト
(日記には書かなくてもかなり途中下車したから一応台北は詳しくなった気がする。西門町には3回いったけどw)
仲良くなった日本の方とお別れをし、
新幹線で2時間の高雄へ。
切符がよくわからず隣のおじさんに聞いたら即答してくれた(笑)
さぁ、駅に到着して..地図と違う地名が多く、1時間迷った挙句、駅に戻って聞いてみると…
まったくちがう場所にいることが発覚!
切符買う時の即答ではめられたという…はは
高雄は台北より暑く、物価が安い!
それで、ちょっと高級なホテルへ。TVは同じニュースを繰り返しまくってるw
ちょい休憩して「三多商圏」「美麗」「高雄駅」などをうろつき昼を食べたけど味がないw。
その後「中央公園駅」の『新堀江』というところに。高雄の竹下通り的存在ってあったけど、人が少ないw
道に迷ったら高校と中学校がある。かなりでかい。
台北の時もそうだったけど学校が豪華ででかい!制服は安っぽいポロシャツだけどw
6時になったので「六合国際観光夜市」へ。
豚足とか食べたけどまぁまぁ。
外は夜中2時すぎまで爆竹!
今日で高雄は見尽くしたような..
あとはお年寄りが喜びそうなお寺とかばっか…
はおぴょ~だよ
6日目(2010. 9/22)高雄~台南そしてたいぺ~
今日はどこへ行こうか迷う。もうないw
夜市を楽しみにしよう!
お札しかないから両替をしようと思ったら、水曜はすべての郵便局が定休…
その後、個人の両替所でぼったくられたわけだがw
ショックでホテルに戻りヘコむ。
しばらくして、中央大学というところに行った。
超広い!超つまんない!
帰りに生徒たちに場所を聞いたら、駅までついてきてくれて、どこが楽しいかも教えてくれた!
1時間くらいみんなと話してウケもとりw満足。
出会う人によって気持ちも変わるね!
ひとつ先の駅で途中下車。超暑い。超つまんない。
行き場なし!
しかし、コンビニのおばさんとおじさんがいろいろ教えてくれた!1時間くらい話してお別れ。
朝のことを忘れるくらいの親切に出会えて良かった!
4駅くらい途中下車したけど、なんにもなし!
やっと6時になり、夜市へ!
「端豊夜市」というところ。
なかなか見つからず、聞いてみると、月・水は定休日。
はは…笑っちゃうよ。
泣きそうになるのを我慢して昨日と同じ「六合国際観光夜市」へ。
夕飯を食べ、今にいたる。
外は爆竹。明日は高雄を出よう!!
台北も高雄も学生たちが青春を謳歌してる。
夜市のみんなを見ていてそう思う。
まっ、いっかw
7日目(2010. 9/23)
今日は長距離電車で台南へ!
電車は開設されておらずちょっとさびれたところだ。
まず国立成功大学という所へ。意外に海外からの留学生がいる。台湾で何を学ぶのかなぁw
もう何もないということで、歩き回る。食べ歩き、公園へ。
なんと!!
タイワンリスがたくさんいるではないか!!
感動じゃ。
写真を撮り…..そこでデジカメの電池切れ。充電器日本に忘れたから…
はおぴょ~
3時間くらい歩き回り、かなり田舎っぽくなり…泣きそうになり、のどもかわき、おなかもすき、ズラもずれかけ、表情もなくし、
いや、
ズラじゃねぇし!!!!
タクシーで駅まで行くことに。初乗りが55円だからねw世界一高い公共の乗り物が日本のタクシーらしい。かなり移動したのに390円だった。運転があらいがw
スクーターだらけで、車もスクーターも信号守らないから、こわいw
排気ガスで空気はかなりきたないと思う。みんなマスクしてるもんwそういえば、自転車に乗ってる人まだ見てない!全員スクーターだw
駅近くの屋台へ。メニューを適当に指さして頼んだ。
ヤバイ…虫へんの漢字がいくつもある…..
スープみたいのが来た。真っ黒の液体の中に、骨付きのなにかの肉….超まずい。
お茶(ピンク色)…..超まずい。ということで五穀米だけ食べた。これもうまくないがw
夜になり「三多商圏」と「巨蛋」に行き、3つの夜市をはしごw
誰か来てよ~さびしいwww
さて、明日は台北に戻るかw
なぜか田舎のおばさんでも英語話せるなんてすごいね!
旅で出会ってお世話になったたくさんの人ともう会うことがないと思うとさびしいな。忘れられてしまうのかな….
ビッグになってやる!
台湾と日本のかけ橋にならなくちゃ!!
8日目(2010. 9/24)
チェックアウト。
高雄を出て、再び台北へ。懐かしい風景だ。
台北は高雄より5℃低く、暑いけどすずしさもある感じ。
まず、ホテルへ。テレビのチャンネルが何通りもあり、すべて調べつくした。20番組もあった!25が香港映画だ!
その後MRT「市政府站」の「誠品書店」へ!
PCで本の内容をすべて写している人には絶句だねw
DVDの題名には爆笑!
ではクイズ
『多拉A夢』は?
正解「ドラえもん」
『玩具総動員』は?
そう
「トイストーリー」ww
その後MRT「古亭」の『師大夜市』へ。
おでんのコーナーでは同い年くらいの女の子がいろいろ紹介してくれた。
おれのこと好きだなこりゃwww
まず、
レバーみたいなものを食べた。「これはニワトリの心臓よ。」
…………
次に、焼き鳥の皮みたいなやつをいくつか。
「豚の耳と鼻と足よ。」
…………
最後にゼリーみたいなものを2種類。
「イノシシの血と…」
…ははは
「もうひとつは英語でなんて言うのかわからないわ。」
…余計にこわいww
イノシシの腸は見た感じからわかり、さすがに食べられなかった。
さぁ、吐き気と闘いながら帰ろうか~。
結構夜市は制覇したなぁ。
9日目(2010. 9/25)
今日は昼までゆっくりTVを見ていた。25チャンでジャッキーチェンの『ポリスストーリー香港国際警察』がやっていたのだ!
終わって、外に出た。日本人の方から写真を頼まれ、おれが日本人であることに驚いていたw
その後、台湾の秋葉原といわれる「復孝新生」にある『光華数位新天地』へ。
そこで、日本語を話せる少年アルバイトと30分近く話した。ゲームにはまり日本語を覚えたらしい。どんなゲームか聞いたら「えろげーです。」と即答。ゲームおたくらしいww
次に、「西門町」の『誠品書店』へ!
今日は、台湾人の真似をして地面に座り本を読んだ。
といっても、漢字だらけだったので寝た(笑)
夕方になり「景美站」の『景美夜市』へ!
食べ歩きをしながら、次は「後山埤站」の『饒河街観光夜市』へ!
ここでも食べ歩きをした。だいたいの夜市は制覇だね~。
いろいろ案内するから台湾に行きたい人は誘ってね!!!
明日は帰国。
あっという間だったなぁ。
ボロボロの『地球の歩き方』という本がいい思い出になった。
地元の方が書き込んでくれたり、台風のあとがあったりと、特別だ!
何度か道を聞かれたりしたけれど、言葉がわからなかった。
中国語をマスターするよう、いつか勉強しよう。そして、また来よう!
10日目(2010. 9/26)
今日は5時に長距離バスに乗らなきゃいけないので、徹夜した。
11時から25チャンでジャッキーチェンの『新宿事件』が!
終わってから、3時に入浴。いつものくせで風呂で歌っていたら、ドアをドンドンたたかれた。苦情だろう…こわいんだけど….
4時頃イノシシ血ゼリーの調理過程が不衛生だというニュース!おとといくったど~……
あっという間に5時。
最初は不安だったけど楽しい旅だったなぁ~。
行きのバスでは隣の席の人が、親切に台北について教えてくれた。日本には3回来たことがあるそうだ。台湾の人はとても親日的。
でも、こんなエピソードもあった。学生の女の子が悲しい顔で「私たちは日本が大好きで憧れているけど、日本人は台湾人と中国人の区別ができないでしょ?台湾がどこにあるのかも知らないんでしょ?」
たくさんの人に親切にされていると、途中(4日目あたり)からひどい孤独感が襲ってきて、なかなか寝付けなかった。10日間でもちょっとは成長できたかな?
いつかお世話になった台湾の方々にも活躍をみてもらえるようなビッグな人間になろう!そうすればまた会えるかもしれないから。
おしまい
思い返して
この当時はまさかこの2年後には中国語がわかるようになっているとは思ってもいなかった。中国に住んで、大好きだったジャッキーチェンにも会うことができるなんて…。
その後台湾には5回足を運んだ。そのときには中国語は問題ない状態で、場合によっては大陸の人間だと勘違いされて怪訝な顔をされたりもした。
本当に人生はどう動くのか想像ができないものである。
「ビッグになってやる」なんて中二病じみたことを日記に書いていたが、その当時は俳優になってジャッキーチェンに会おうと決めていた。
実際、中国でドラマやテレビに出ることはできて、そしてジャッキーチェンにも会えた。
中国の芸能界の複雑さを垣間見て、もうこの道はすぐに撤退したが…。
そして中国とはおさらばしたのであるが、日本で妻と出会い、また中国に来ることになろうとは。
当時のボクは中国語がまったくわからず、しかし、優しくしてくれた方々ともっと深く交流したいと強く願っていた。
そして今、そんな気持ちを持つアナタに中国語を教えることができてうれしく思う。
そしてボクと同じように中国語で人生が変わるかもしれないと思うと、責任重大でやりがいもものすごくあると実感している。
日記の「はおぴょ〜」の意味はいまだ不明だが、最後のあいさつとして。
はおぴょ〜
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