古来から以下の状態は勉強するにおいて大きな障害でした。
浮躁:fú zào
(気持ちがフワフワと浮ついていて、辛乏強く踏みとどまれない状態)
急功近利:jí gōng jìn lì
(長期的な視点を欠き、「今すぐ成果を出したい」「手早く儲けたい」と焦っている状態)
『論語』にも
欲速則不達:yù sù zé bù dá
(速やかならんと欲すれば、すなわち達せず)
陳烈という人は記憶力が悪かったのですが、『孟子』の
學問之道無他,求其放心而已矣:xué wèn zhī dào wú tā, qiú qí fàng xīn ér yǐ yǐ
(学問の真髄は他でもない。散漫になってしまった心を取り戻す、ただそれだけである)
という一文を読んで悟ったのです。
「心が散漫なままで、どうして本が読めようというのか」と。
そして部屋に閉じこもり、静座して心を落ち着かせること100余日。
その後、読んだ本は余す所なく身についていきました。
これを対処する方法に、同じものを身体に染み込むまで繰り返すというものがあります。
清の皇帝たちの勉強法をのぞいてみましょう。
| 項目・人物 | 読書・音読のルール / 実績 | 内容・エピソード |
| 基本の学習法 | 120回(生書) | 先生の後に続いて発音し、口になじんだら120回繰り返して読む。 |
| 直近の復習 | 120回(直前4日分) | 新しい文章に加え、過去4日間に習った範囲も併せて120回読む。 |
| 周期的な復習 | 5日ごとに1復習 | 6日以上前に習った文章(熟書)は、約5日ごとに丸ごと復習を繰り返して忘れないようにする。 |
| 康熙帝 (聖祖) | 120回(基準) | 5歳から読書を開始。「必ず120回読むことを基準とした。そうでなければ真理を深く理解できないからだ」と自述。 |
| 順治帝 (世祖) | 50回(音読) + 7回(暗唱復習) | 14歳で親政を始めた際、漢文に不慣れだったため50回音読し、四書などは7回暗唱復習した。9年間の猛勉強で吐血するほどだった。 |
繰り返すことで、雑念が入るのを防ぎ、浮躁:fú zàoを抑え込んでいたのです。
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清朝の皇帝たちが歴史上稀に見るほど勤勉だった理由は、その過酷な皇族教育「家法」にありました。朝5時から始まる1日10時間のスケジュール、年間たった5日の休日、そして…
ボクも何度か始めては、別のことに興味がいきを繰り返し、自分の浮躁:fú zàoさに自信をなくします。
この記事は自分への戒めでもあります。
もし、あなたも何か始めるのでしたら、ぜひコメントで教えてくださいね!
浮躁:fú zàoを退治しましょう!
