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中国語が使えるようにならない本当の理由|勉強法より大切な学び方とは?

中国語学習がうまくいかない原因と、本質に向かう学び方を伝えるブログ記事のアイキャッチ画像

中国語学習で「効率的なやり方」や「効果的な教材選び」に注目する人は多いですね。

しかし、それでも長年勉強しても思うように話せない、聞き取れないという悩みを持つ学習者は多いはずです。

では、どうすれば中国語が本当に使えるようになるのでしょうか?

それは、単語や文法の暗記にとどまらず、漢字一文字一文字の意味や歴史的背景を深く理解し、言葉の本質を捉える学び方にあります。
この視点を持つことで、単なる「やり方」から脱却し、確かな中国語力を身につけることが可能になるのです。

この重要なテーマについて、ボク自身の14年間の中国語学習経験と通訳者としての視点から解説した動画も公開しています。
あわせてご覧いただき、学習のヒントにしてもらいたいです。

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なぜ中国語が「使えるようにならない」のか?

「この人は中国語を10年も勉強しているからすごい」
「中国に住んでいるから、そりゃ上手に決まってる」

こうした考え方を、あなたも一度はしたことがあるかもしれません。
でも果たして、「勉強時間」や「学習歴」は、中国語の実力を決定する絶対的な要素なのでしょうか?

この問いに対して、ボクははっきりと NO と言いたいのです。

何年も勉強しているのに全く上達しない人や中国に住んでいるのに中国語がほぼ話せない人もたくさん見てきました。

逆に、勉強を始めたばかりなのに中国語を上手に使う人もいたのです。
(※中国語に限らず、日本語を勉強している中国人学生にも同じ傾向がありました。)

勉強時間や教材選びでは解決できない理由

ボク自身、語学学習に多くの時間を費やしてきたのですが、
正直に言って、時間をかけた=使えるようになるとは限りませんでした。

単語帳を何周しても、
文法の解説を何度も読み返しても、
実際にその言葉が「使える」ようにはなっていなかったのです。

今では当時覚えた単語などほとんど思い出せないくらいです。

そこで気づいたのが、
表面的な勉強では限界がある
という事実です。

漢字1文字に立ち返る:中国語習得の鍵

中国語の古典を勉強するようになり、本質に迫るということの重要性に気づきました。
その時代は、単語帳も文法帳もなく、漢字1つ1つの意味から文の意味を把握していました。

そう考えると、「漢字1文字ずつ」に立ち返ることが中国語を理解するのに最も重要なのではと思うようになりました。

単語を丸暗記するのではなく、
その単語を構成する漢字1つひとつの意味や背景を調べていく。

たとえば「理解」という言葉を学ぶとき、
単に「understand」と訳すのではなく、
「理」にはどういう成り立ちがあり、
「解」にはどんな背景があるのかを探る。

こうすることで、
単語を超えた深い理解が可能になると思うのです。

「文法知識」より重要な“感覚”とは?

中国語には、日本語や英語のような時制変化や複雑な語形変化はありません。
そのため、文法を一生懸命覚えようとする、いわゆる「文法」を追うよりも、
漢字1つ1つを見て、意味の並びを直感的にとらえる力のほうが重要だと感じています。

もちろん、ある程度の文法知識は必要ですが、
「この語順で意味が通じるのはなぜか?」とさらに一歩進んで考えるのも勉強の助けになると思います。

考えを止めなければ、何が本質で、何がまやかしなのか、
徐々に見えてくると思うのです。

今のところボクは、やはり最終的には漢字の意味の集合に行き着くのではないかと感じているところです。

科学的勉強法でも成果が出ない根本原因

ボクはこれまでに7カ国語を勉強してきました。
その過程で、いわゆる「科学的に正しい」とされる勉強法も試しました。

でも実際には、それらの方法では使い物にならなかったのです。

「エビデンスがあるから正しい」は、
あくまで統計上の話であって、
個人の学びの深さには必ずしも直結しないようです。

大事なのは、自分の中で「なぜそうなるのか」を
納得できる形で理解することだと思います。

古典・背景知識が言葉の深さを育てる理由

ボクは今、中国語の古典や漢字の成り立ち、文化的背景を含めて語学を深く掘り下げることが中国語の上達の鍵ではないかと考えています。

例えば、「說文解字」などの古代の漢字辞典を使って
漢字1文字1文字の意味を調べると、単語の理解が驚くほど深まることに気がつきました。

単なる知識の蓄積ではなく、
「自分の感覚にまで落とし込む」学び

これが、今のボクが追求している方向です。

やり方ではなく「姿勢」がすべてを変える

長時間勉強しても、成果が出ないと感じる人は多いですよね。
でもその理由は、「努力不足」ではないかもしれません。

もしかすると、
本質に向かう姿勢が弱かっただけかもしれないのです。

どれだけ長く学んでも、
どれだけノウハウを集めても、
本質から遠のいた、表面的な勉強テクニックだと、結果はついてこないことが多いです。

「なぜそうなるのか?」という問いを持たない限り、
言葉はあなたの中に根付きません。

まとめ:言葉が自分に根づく学びを始めよう

このブログやYouTubeチャンネル「ちゃいなサプリ」では、
単語や文法の解説だけでなく、
漢字の歴史・意味・背景にまで踏み込んだ情報を発信していきます。

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