・中国語で検索したい。
・中国語でチャットしたい。
・中国語の辞書を使おうと思っている。
・中国語のタイピング方法を知りたい。
・おすすめの中国語キーボードはなに?
・タオバオで買い物するから中国語入力が必要。
・中国語をピンインで打つとき声調もつかうの?
これにあてはまる人はこの記事で解決します。
動画と画像で解説していきますので、数分でおぼえられます!
中国語でタイピングができたらかっこいいね!
ボクは中国に住んでいて、妻も中国人なんだ。
毎日、WeChatで中国語入力しているから、いわば
中国語タイピングマスターだよ!
これからくわしく解説していくね。
おすすめ中国語入力キーボード
中国でよく使われているのは搜狗输入法:sōu gǒu shū rù fǎというキーボードアプリです。
これは日本のアップルストアでは、スマホにはありますが、Macにはありませんね。
アンドロイドにはないようです。
ボク自身は以前は搜狗输入法を使用していたのですが、容量が大きかったので、いまではもともと入っているものを使っています。
どちらも大差ない感じです。
では下で説明していきますね。
ここではiPhoneに備え付けてあるキーボードを使用します。
“简体拼音”というのを選んでください。
これが簡体字をピンインで打つキーボードになります。
スマホでもPCでも入力方法はおなじです。
ピンインで中国語入力する方法
ピンインで中国語入力する方法を具体的にみていきましょう。
まず、中国語を打つときに声調(mā má mǎ màの4つの声調のこと)は必要ありません。
たとえば、“我爱你”であれば「wo ai ni」とタイプします。
“谢谢”→「xie xie」
“你好”→「ni hao」
“你吃饭了吗?”→「ni chi fan le ma?」
“我要去学校。”→「wo yao qu xue xiao」
というようにタイプしていきます。
これだけ?なんだ!超かんたん!
そうそう、ものすごく簡単でしょ?
省略入力でスピードUP!裏ワザ
“你吃饭了吗?”→「ni chi fan le ma?」
“我要去学校。”→「wo yao qu xue xiao。」
のように文が長くなってくると打つのも面倒ですよね。
そういった場合、各ピンインの頭文字だけでも予測変換できることが多いです。
たとえば、
“你吃饭了吗?”→「ni chi fan le ma?」の頭文字だけをとって「n c f l m」
“我要去学校。”→「wo yao qu xue xiao。」もおなじように「w y q x x」とするのです。
もっと長いのでは、こんなものも大丈夫です。
“有朋自远方来不亦乐乎(朋あり遠方より来たるまた楽しからずや)”
これのピンインは“yǒu péng zì yuǎn fāng lái bú yì lè hū”ですから、
これらの頭文字「y p z y f l b y l h」を入力すると変換予測に出てきます。
これは入力スピードがかなり上がるね!
そうそう、ボクも妻とチャットするときはこうやってるんだ。
日本語だと文字数が多くなるからね。
üの入力方法
中国語のピンインには「ü」というものがあります。これはウムラウトという名前だそうです。
これはタイピングでは「v」を使います。
たとえば、
“女人:nǚ rén”は「nv ren」
と打てば出てきます。
頭文字だけでも出てきました。
(6番目に出ました。これは普段つかっている単語に左右されるようです。)
“旅游:lǚ yóu”もおなじく「lv you」ですね。
“绿色:lǜ sè”は「lv se」ですね。
頭文字だけ「l s」では18個目にやっと出てきました。
「西安」の入力のしかた
“西安:xī ān”のように母音が重なるものは注意が必要です。
「xian」と入力すると以下のように一文字の漢字が出てきて、西安は8個目にやっと登場します。
この場合どうすればいいかと言うと、アポストロフィー「 ‘ 」で区切って、「xi’an」と入力します。
ボクはこれは面倒なので、別個に入力していっています。
「西」を出してから「安」を出すという感じです。
“儿”の入力
“儿:ér”は“儿化音”でつかわれますね。
これは、単語のうしろに「er」をつければOKです。
たとえば
“聊天儿”→「liao tian er」
これを続けて入力するだけです。
ほかには
“男孩儿”→ 「nan hai er」
“女孩儿”→ 「nv hai er」
おぼえておきたいピンインのルール
おぼえておきたいピンインのルールがあります。
これは日本語での音読みで「〜ん」となるものはピンインでは“-n”となります。
“-ng”とはならないということです。
例:
安(あん)→ān
山(さん)→sān
難(なん)→nán
乱(らん)→luàn
間(かん)→jiān
逆に日本語の音読みで「〜ん」とならないものはピンインは“-ng”となります。
例:
静(せい)→jìng
寧(ねい)→níng/nìng
京(きょう)→jīng
動(どう)→dòng
濃(のう)→nóng
ボクはタイピングでピンインが“-n”だか“-ng”だか思い出せないときは、このルールを使って識別しています。
簡体字と繁体字を入力する方法
繁体字はどうやって入力するの?
繁体字もおなじようにできるよ。
実際にタイプしてみるね。
繁体字をタイプするには、繁体字用のキーボードをインストールします。
これもiPhoneにもともと入っています。”繁體拼音“っていうキーボードです。
入力は簡体字とまったく同じです。
こんなにカンタンなんだ!
そうそう。ボクは台湾や香港のひととチャットするときは繁体字にしてるんだ。
気を使える男なんだぜ!
簡体字の文章を繁体字の文章に変える方法
数文字なら直接タイピングしていけばいいですが、長い文章や読み方のわからない漢字などだといちいち調べなければならず、不便ですよね?
たとえば、
“学而时习之,不亦说乎?有朋自远方来,不亦乐乎?人不知而不愠,不亦君子乎?”
こんな文章を繁体字になおす必要があったらどうでしょう?
一文字ずつ打ち直していくのは時間がかかりますよね。
そこで一発でできる方法をお教えしましょう!
下の動画のように「簡体字 繁体字 変換」と検索をかければ、変換ツールがたくさん出てきます。
どれでもいいのでクリックして、変換したい文を入れればボタンひとつで変換されます。
すると先程の簡体字の文章が
“學而時習之,不亦說乎?有朋自遠方來,不亦樂乎?人不知而不慍,不亦君子乎?”
繁体字に変換されるわけです。
同じように繁体字→簡体字への変換も可能です。
台湾や香港でもピンインを使うの?
ピンインを使うのは中国大陸だけで、台湾では“注音:zhù yīn”という記号をつかうので台湾人のともだちは注音キーボードを使っていました。
単語のピンインを聞いても、ピンインは知らないというので驚いた経験があります。
香港人は “倉頡:cāng jié”というキーボードを使っている人が多かったです。
下のように漢字の辺などでタイプしていくというものですね。
またWindowsでは行列輸入法(行列10)というキーボードも使われています。
簡体字と繁体字については以下の記事にくわしいので、チェックしてもらえると繁体字の勉強法などがわかります。
>>簡体字と繁体字のちがいは?文法と発音も違うの?勉強するならどっち?
中国でもピンインが使えないひとは特に田舎では多いです。
妻のお母さんもできないので、手書きキーボードを使っています。
この手書きキーボードはほかの使いみちがあって便利なので、以下でご紹介します。
便利な手書き入力
手書きキーボードも入れておくと便利です。
読めない漢字を調べたいときには直接書けるというメリットがあります。
繁体字用の手書きキーボードでも簡体字も出てきます。
使い方は簡単で、下のように直接かきこむだけです。
ほかの便利な使い方は、日本語で読めない漢字を調べてたいときに、読み方がわからないと検索するの大変ですよね?
そんなときにこの手書きのキーボードを使って入力すればいいのです。
たとえば「鱧」という漢字の読み方を知りたいばあい、
以下のように手書きで入力してググることができます。
ちなみにこれは「ハモ」だそうです。
中国語入力を練習したい人
やり方がわかったらあとは練習あるのみです。
慣れればすごくはやくタイピングできるようになります。
ボクも慣れてきて、今ではブラインドタッチで日本語を打つよりはやくなっています。
練習には使っている単語帳や文法書にある例文を打ってみるのがいいでしょう。
そうすることで例文もおぼえることができますし、一石二鳥ですね。
あとは日記をつけてみるのもおもしろいですね。
実際に使うことで中国語スキルもどんどん上がっていきます。
具体的な方法は以下の学習ロードマップに書きました。
かなり重要な内容なので何度も読んでもらえるとうれしいです。
また中国人妻の監修のもと、ボクが初学者のフリをして中国語ネイティブとチャットして、その会話に解説とピンインをつけた「使える中国語を学ぶ」ことに特化した教材もつくりました。
実際にネイティブが使う表現や単語・文法が出ていますので、チェックしていただけると嬉しいです。
以下から無料でダウンロードできます↓↓
【使える中国語を学ぼう!】プロ通訳が初学者のフリしてネイティブとチャットした記録【ピンイン&解説・和訳つき】
Hellotalkを使った勉強のコツはこの記事が参考にまとめました。
読んでいただけるとありがたいです。
>>HelloTalk(ハロートーク)歴6年のプロ通訳が使い方を徹底解説!勉強のコツも紹介
声調つきのピンインをそのまま入力する方法
ピンインを声調つきで「ā á ǎ à」のように入力する必要がある場合もあるでしょう。
ではどのようにやるのかをMacとiPhoneの場合で解説していきます。
Macのばあい
キーボードはもともと入っている「拼音-簡体字」というのを選択します。
そして、ピンインを押して、「tab」を押すだけで声調が出てきます。
la+「tab」→ lā
「tab」を2回押せば、第二声、3回→第三声、4回→第四声 となります。
you +「tab」2回 → yóu
chang+「tab」3回 → chǎng
qu +「tab」4回 → qù
このようにピンインを声調つきで打ち出すことができます。
iPhoneのばあい
iPhoneももともと入っているキーボード「简体拼音」を使います。
ピンインをつけたい母音を長押しすると第一声から第四声までの声調つきのものが表示されますので、使うものをタップすればOKです。
実際の画面操作を下に載せておきますので、参考にしていただけるとうれしいです。
これでもう中国語入力はマスターした!
なんども使っているうちに慣れてくるよ!
上記の内容は動画版でも解説していますのであわせてご覧いただけるとうれしいです!
以上です。ありがとうございました!
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