・読解の点数が安定しない
・HSK6級を受験する予定
・HSK6級の読解パートが苦手
・ネイティブはどのように解くか興味ある
・HSK6級合格者が実践した方法が知りたい
・HSK6級の読解&語彙の対策方法が知りたい
・”病句”の問題はムズいけどネイティブはすぐわかるの?
・読解と文法、語彙の分野はどのような比重で勉强すべきか知りたい
このような疑問が解決できますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
ちなみにボク自身が受験したときの結果も載せておきます。
読解は86点でした。第1問の”病句”の問題でのミスが失点の原因だとおもわれます。
第3−4問はノーミスのはずです。
ではどのように対策すれば高得点がたたき出せるかくわしく見ていきましょう。
HSK6級の閲読(読解&文法・語彙)とは?
まず新HSK6級の読解は以下の4パートに分かれています。
第1問:文法
第2問:語彙
第3問:短文語句整理
第4問:長文読解
大問が4つで100点満点です。
時間と労力のコスパを重視して、第3問(短文語句整理)と第4問(長文読解)に力を入れて、第1−2問は過去問演習のみという対策を提案します。
ではひとつずつ見ていきましょう。
第1問:文法
第1問は4つの短文のなかから表現や文法上の誤り(病句)があるものを
第1問の対策
これは「対策しなくてよい」と考えます。
というのも、妻(中国人)や中国人の友だちがやってみても半分〜6割くらいしか正答できなかったのです。
正解しても根拠があってそれを選んだのではなく、「なんとなく」そうおもったからとのことでした。
解説を読んで、そっかと思うものもあれば、納得がいかないものもあったようです。その友だちはこんな問題は屁理屈だなんて言っていました。
ネイティブでも半分とかですから、これは対策してもコスパがものすごく悪いですね。
ボクもここの得点率が悪いので別途対策本を買ったのですが、結局手をつけませんでした。
必須は「過去問演習+余裕があれば模試問題集」です。
形式には慣れる必要があります。
第2問:語彙
第2問は空欄に入る組み合わせを選ぶという問題です。これも手強いですね。
組み合わせを選ぶわけですが、たとえば「1つ目の空欄にA〜DまですべてOK、その後の空欄でBがダメ、3つ目でCがダメ、よって答えはD。」なんていうこともあります。
よって、これは消去法でいくべきですね。
これもネイティブにやってもらった結果、いくつかのミスがありました。
第2問の対策
正解を選ぶのも中国語の語感が必要なので、中国語の文章をたくさん読む(多読)が効果があるでしょう。
単語だけをおぼえるのは時間的コスパが悪いです。
試験前の1−2ヶ月は「過去問演習+余裕があれば模試問題集」も必須です。
形式に慣れる必要はあります。
第3問:短文語句整理
第3問は文章の空欄に入る短文を選ぶという問題で、全2問あります。
第3問の対策
慣れれば読むスピードも上がりますから、できるだけ多くの中国語の文章にふれるようにしましょう。
ネイティブがやった結果、全問正解しましたが、初めてやった時は時間がかかりました。
上の空欄から順番ではなく、わかるものから選択し、最後に帳尻を合わせるという感じで解いていました。
空欄にいくつも入りそうな選択肢もありますからね。
第4問:長文読解
最後の第4問は長文読解です。
長文とも言えないかもしれませんが、以下のような出題が全部で5つあります。
ひとつの文章に設問が3〜4個ありますが、設問の順番のとおりに文章に答えが出てきますので、解きながら読みすすめるようにしましょう。
設問1は段落の最初の方、設問2はその次の段落…と順番に並んでいます。
ボクのやり方は、
①設問を見る(選択肢は読まない)
②本文読む→設問1の答えがありそう→設問1を回答
③次の段落を読む→設問2がありそう→設問2を回答
これのくり返しです。
順番通りにやると内容をわすれることもなくスムーズに進みます。
制限時間も余裕があるわけではないですから、できるだけ時間のロスを減らしましょう。
全部読んでから設問にとりかかるのは時間のロスです。
なんども本文にもどることになってしまうので、順番に解きながら読んでいきましょう。
ネイティブにはこれらは簡単なようで、満点でした。
※問題はここからダウンロードすることもできます。
第4問の対策
上記第3問と同様、中国語の文章にたくさんふれるようにしましょう。
ネット上にある文章をたくさん読めばいいです。
>>中国語の多読ができるサイト!中級の壁を超えるには多読が一番!
また読むスピードを上げるためにシャドーイングという方法もおすすめです。
音源をマネて1秒未満おくれでリピートするという訓練法で、ボクもシャドーイングで中国語のスキルが上がりました!
得点シュミレーション
読解を軸にした得点のシュミレーションを見てみましょう。
新HSK6級(リスニング・読解・要約作文)はそれぞれ100点で300点満点。
合格は180点以上(6割)ですから、読解で高得点をたたき出せればほかが半分前後で合格ということです。
得点シュミレーションを見てみましょう。
例1 | 例2 | 例3 | |
読解 (阅读) | 70点 | 75点 | 80点 |
要約作文 (写作) | 55点 | 45点 | 35点 |
リスニング (听力) | 55点 | 60点 | 65点 |
合計得点 | 180点 | 180点 | 180点 |
語学のレベルは読解力で左右されますから、読解でいい点数がとれるようになると作文やリスンニングの成績も上がります。
本番での体験談
本番では第1問のまちがえ探しの問題に時間をかけないようにしました。
第2問の穴埋め問題も、考えてわかるものではありませんから、自信がないものは✓をつけてつぎに進むようにしましたね。
第4問の読解に時間をたっぷりかけられるようにするといいでしょう。
まとめ
新HSK6級の読解は以下の4パートに分かれています。
第1問:文法
第2問:語彙
第3問:短文語句整理
第4問:長文読解
大問が4つで100点満点です。
多読+過去問演習 がメインの対策になります。
比重は多読9:過去問演習1くらいの割合でまずはとにかく中国語の文章を読むことに比重をおきましょう。
過去問で読解を大量にやっても、読む量が圧倒的に不足します。
正確に読めれば正解できますので、読む精度を上げることに集中しましょう。
ボク自身、過去問は試験前の1ヶ月だけやって、それ以外はネットの記事などを読み漁っていました。
ほかの分野の記事はこちら:
【傾向と対策】新HSK6級:リスニング 要約作文
試験会場の様子もあります。
YouTubeで勉強法を紹介したものがありますので、合わせてご覧下さい。
★中国語文法の復習にぴったしな動画
「ちゃいなサプリ」のYouTubeでも中国語文法を1から解説しています。
無料で中国語がマスターできます!
最後までご覧くださりありがとうございました!
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