・リスニングが苦手
・HSK6級を受験する予定
・リスニングの点数が安定しない
・ネイティブはどのように解くか興味ある
・HSK6級合格者が実践した方法が知りたい
・HSK6級のリスニングの対策方法が知りたい
このような疑問に答える内容となっています。
ちなみにボク自身が受験したときの結果も載せておきます。
リスニングは9割以上ですね。
ではどこでミスしたかというと、第1問の最初の2−3問でパニックになったのをおぼえています。
教室のアナウンス機からながれるリスニングの音声が聞き取りづらくて……言い訳ですね笑
さて、以下でリスニングを得点源にするポイントをみていきましょう!
HSK6級のリスニングとは?
HSK6級の〈リスニング〉の出題は全部で大問が3つです。
第1部分 短いフレーズ(全15問)
第2部分 短い文 (全15問)
第3部分 短い会話 (全20問)
リスニングはその独特の形式に慣れる必要があります。
妻(中国人)がやってみたところ、形式がわからず数問のミスがありました。
やはり形式に慣れていないとネイティブでも「あれ?」となってしまうようです。
YouTube上にHSK音源がUPされていますので載せておきます↓↓
選択肢は短いので、なんども目を通すことが可能です。
第1問の選択肢
また、メモはしなくていい とおもいます。
ボクも最初はメモしようとしていたのですが、漢字を思い出すのに時間がかかって、ぎゃくに聞き取りに集中できませんでした。
中国人の友だちもメモをとっている人はいませんでした。
試しにメモを取ってやってもらったのですが、メモしたのは時間と場所程度でしたね。
メモしてると集中できないからだそうです。
第1問のスクリプト
3行程度の文章が読まれているのですね。
読まれる速度などは上の音源をお聞きください。慣れるまでなんども繰り返し聞いた方がいいですね。
第2問の選択肢
はじまる前にザーッとすべての選択肢(大問全部)を眺めるといいでしょう。
ボクは第1問の聴解がはじまる前、聴解の説明が長いので、第1〜3問の選択肢をパラッとチェックしました。
選択肢も単語や短文なのですべてに目を通すことが可能です。
第2問のスクリプト
インタビューが流れ、それに4−5個の設問が付随するというものです。
設問は読まれる順番どおりになっていますので、聞きながら第1問から順番に解いていきましょう。
聞きながら選択肢を削除していくのがいいとおもいます。
全部聞いてから回答すると時間が足りない上に記憶力に頼る必要も出てきますから、おすすめできません。
第3問の選択肢
つづいてラストの第3問は、比較的硬い文章が読まれ、3−4つの設問に答えるというものです。
これも第2問とおなじように順番に解いていきましょう。
見てわかるとおり、選択肢も結構手強いですね。
語彙力がないと選択肢の意味すらつかめないこともあるでしょう。
復習では、すべての選択肢が理解できるようにしておきましょう。
第3問のスクリプト
(※問題はここからダウンロードすることもできます。)
ポイントは「聞きながら選択肢を見て消去していく」です。
さきに選択肢を見てもいいですが、聞いているときにも選択肢に目をやらないと、時間的に厳しいでしょう。
聞き終わったあとに選択肢を吟味するとミスにつながることもあると思います。
トラップ選択肢もあるので。
以上リスニング第1〜3問でした。
対策方法もみていきましょう。
HSK6級〈リスニング〉の対策法
HSK6級〈リスニング〉の対策は
・多聴
・多読
・シャドーイング
この3つが基本になります。
過去問や問題演習は試験まえの1〜2ヶ月に集中してやるのがいいでしょう。
ではひとつずつみていきましょう。
たくさん聞く(多聴)
中国語が聞き取れるようになるには、たくさん聞く必要があります。
ボク自身も中国語を勉強しはじめたとき、参考書をつかわずにレベル0の段階から中国語の字幕の映画をたくさん見ました。
それで中国語の音に慣れて、聞き取れるようになったのです。
>>中国語リスニングのコツをプロ通訳が解説!この訓練方法で聞き取りはばっちり
YouTubeにも中国語の映画やチャンネルがたくさんありますので、積極的に活用しましょう。
中国語のレベルにかかわらず1日最低でも1時間は見ましょう。
ながら視聴はダメです。あくまで勉强ですから、バラエティ番組でもドラマでも真剣に見ましょう笑
音楽を聴いてもいいですね。
さらにポッドキャストでも中国語のチャンネルがたくさんあります。
ボクも好きで聞いているチャンネルはこちら
>>中国語おすすめポッドキャスト10!リスニング強化に最適!
基礎は読解力
リスニングの対策でも、やはり基礎となるのは読解力です。
読めないものは聞き取れませんから、中国語全体のスキルアップとして中国語の文章にたくさん触れるようにしましょう。
>>中国語多読のやり方をプロ通訳が解説
たくさん読めば語感もやしなわれるので、リスニング力がアップした実感もわいてきます。
シャドーイングも必須
リスニングスキル向上でいちばん役にたったと思ったのはシャドーイングです。
音声を聞いて、それをマネするだけのシンプルな訓練法ですが効果はバツグンです!
>>【完全版】中国語レベルがバク上がりする「シャドーイング」とは?プロ通訳も実践する方法!
発音も上手になります。←発音がヘタだと聞き取りもヘタ
問題演習は試験まえだけ
問題演習は試験まえに集中してやるのがいいでしょう。
最優先はリスンニング&読解力のアップです。
問題演習を繰り返しやっても、聞く量や読む量が圧倒的に不足します。
復習のポイント
採点後に改めて、聞きながらスクリプトを読む。
→次にスクリプトを見ながらシャドーイング。
→選択肢やスクリプトの知らない&読めない単語をチェック
→数日あけておなじ問題をもういちど解く。
→シャドーイング
→選択肢やスクリプトの知らない&読めない単語をチェック
これを1セットとしてやれば効果絶大です。
使用するのは過去問がいちばんいいでしょう。
もっと演習を積みたいというひとは以下のような問題集もありますが、やはりホンモノの過去問がいちばんなので、数年前の過去問をやるのがいいかもしれません。
ちなみにボクは5回分の過去問しかやりませんでした。
得点シュミレーション
リスニングを軸にした得点のシュミレーションを見てみましょう。
新HSK6級(リスニング・読解・要約作文)はそれぞれ100点で300点満点。
合格は180点以上(6割)ですから、リスニングで高得点をたたき出せればほかが半分前後で合格ということです。
得点シュミレーションを見てみましょう。
例1 | 例2 | 例3 | |
リスニング (听力) | 70点 | 75点 | 80点 |
要約作文 (写作) | 55点 | 45点 | 35点 |
読解 (阅读) | 55点 | 60点 | 65点 |
合計得点 | 180点 | 180点 | 180点 |
本番での体験談
本番では最初の1〜2問で聞き取れず「おわった…」とがっかりしたのをおぼえています。
練習のときはいくつもミスがありました。
そう考えると本番での点数がいちばん高いです。集中力が高まっているからでしょうか。
みなさんも練習でうまくいかなくても本番でいちばんいい結果が出ることってあるものですよ。
まとめ
HSK6級の〈リスニング〉の出題は全部で大問が3つです。
第1部分 短いフレーズ(全15問)
第2部分 短い文 (全15問)
第3部分 短い会話 (全20問)
・多聴
・多読
・シャドーイング
過去問や問題演習は試験まえの1−2ヶ月に集中してやるのが良いでしょう。
復習では以下の点に注意します。
採点後に改めて、聞きながらスクリプトを読む。
→次にスクリプトを見ながらシャドーイング。
→選択肢やスクリプトの知らない&読めない単語をチェック
→数日あけておなじ問題をもういちど解く。
→シャドーイング
→選択肢やスクリプトの知らない&読めない単語をチェック
ここにYouTubeで勉強法を紹介したものがありますので、合わせてご覧下さい。
最後までありがとうございました。
ほかの分野の記事はこちら:
【傾向と対策】新HSK6級:読解 要約作文
試験会場の様子もあります。
★中国語文法の復習にぴったしな動画
「ちゃいなサプリ」のYouTubeでも中国語文法を1から解説しています。
無料で中国語がマスターできます!
最後までご覧くださりありがとうございました!
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