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【完全無料】YouTubeで見られる中国映画名作3本!【中国語上級者向け】

中国の禁止された名作3本

こんにちは!ちゃいなサプリのYuki(@YukiHiroi)です。

今日はYouTubeで見られる無料の中国映画を3作品紹介したいと思います。

どれも名作!
字幕も中国語なので中国語上級者向けですが、内容は中国の「現実」を題材としています。
そのため中国では上映禁止になりましたが…。

誘拐されて8人の子を生んだ、鎖につながれた女性のことが話題になっていますね。しかし、これもよくあることで、十数年前にすでに映画の題材にもなっているのですよ。
ちなみに、今ではネット上でもその映画は見られなくなり、監督は3年間の映画製作禁止を命じられました。

YouTube上では当局の規制も入れられず、まだ見られます。リンクは記事にはっておきますね。

ココ
ココ

中国語がわからないけどこういった映画を見たいという人のために中国語学習のコツも紹介するよ!

Yuki
Yuki

ボクは中国在住の通訳なんだ。これまで大量の中国映画を見てきたからそれを元におすすめを紹介していくよ!

YouTubeで見られる中国映画名作

中国の映画は実はYouTube上でも見ることができるのですよ。しかし、字幕が中国語なので、ある程度中国語がわからないとちんぷんかんぷんになってしまうかもしれません。

また中国では上映禁止になった作品などがYouTube上で出回っているので、名作が多いのです。
どうして名作かと言うと、中国で禁止される映画はアダルト系や暴力系を除けば、政治的にNGなものなわけです。中国のイメージを壊すものは禁止リストに入れられてしまうのです。

以下では盲シリーズと称される3つの作品を紹介します。
「女性を誘拐して村の男の嫁にする人身売買」
「障害のある子どもを利用してこじきとしてお金を稼がせるブローカーと娘を売る親」
「鉱山でお金をだましとるために身内と偽って仲間を殺す男と鉱山で働く人たちの様子」
など公開されている映画では題材にされないような内容ですね。

ではひとつひとつ見ていきましょう。

盲山:máng shān

大学生が誘拐され、村の40歳の独身男の嫁にされるという内容です。
こういった人身売買は未だに存在していて、最近では鎖につながれた女性が話題になっていますね。彼女は15歳のときに誘拐されて、村の男に売られ、8人の子供を産まされました。

映画の内容も似たようなもので、大学生の女の子が家の借金を返済するために仕事を探しますが、見つかりませんでした。薬草会社の経理から誘いがあり、農村に薬草を取りに行って売ればかなりのお金になると言われます。
中年の経理と同い年くらいの女の子。これがグルだったのです。

村の40歳の男の嫁にされ、何度も脱走を図りますが村全体がグルで村長までもが知らんぷり。他の男性のお嫁さんたちも誘拐されてきたのです。
衝撃作品ですが、これは実話から作られています。主人公の女優さん以外はすべて役者ではなく村の人たちを起用したことでも話題になりました。

中国の誘拐などの話はボクが北京に留学中もよく聞きました。旧正月には子供を誘拐して村に帰って自分の子としたりもします。村では特に結婚できない男性が増えていて、中国国内での人身売買の他、ベトナムなどの近隣諸国から買う場合や北朝鮮からの脱北者を騙す、もしくは騙して脱北させて中国に来させるという例があります。

くわしくはこの動画を!

中国では人口のアンバランスもあり、男性の人口が多くその分結婚できない男性も増えます。女性の収入が増え、要求が高くなったため、村の男性たちは結婚できないことが多いのです。
くわしくは以下の2つの記事を読んでもらえると理解が深まります。

こういった社会問題を題材とした映画は価値があると思うのですが、中国では上映禁止です…。

監督は李杨:lǐ yángという人で、現実を写す鏡となるのが映画だとしてこういった社会問題を取り上げています。以下の2作品も李杨:lǐ yáng監督による作品です。
3作品とも作品名に「盲」がついているので盲シリーズとも呼ばれています。

盲道:máng dào

障害のある子どもを売り、ブローカーは子どもにこじきとしてお金を稼がせるという社会問題にスポットをあてた映画です。

内容は盲人のフリをしてお金をかせいでいるおじさんと利用されてこじきをやらされている盲人の女の子との交流を描いています。
女の子は両親は死んで、自分は浮浪者だと嘘をついていましたが、次第に女の子には両親がいることがわかります。利用している人間がいることもわかっていて、警察も知っていますが、警察は証拠がないことには処理できないとして頼りになりません。
その子を助け出し、家族の元へ連れていきますが、父親は女の子を殴ろうとし、さらに母親は子供をこじきとして稼がせる契約を結んだから、その子を連れて行ってもいいけど3万元(約54万円)よこせと言います。父親は今まで育ててきたんだから6万元(約108万円)はいると主張。
その後どうなるのかは見てからのお楽しみ。

ホームレスとしてお金を稼いでいる人は後ろに組織がいるなどとよく言われています。ある話では男性が誘拐されて手足を切断された後、こじきとしてお金を稼がされたりということや、借金が返せないから障害者にさせられお金を稼がせたりするということもあります。

ボクの知り合いの日本語の教師も車で障害者の人が連れてこられたというのを見たそうです。一番お金がもらえるのは子どもで、次には手足がない人などあるようです。
子どもが、例えば女の子がこのように働かされて、成長したらどうなるのでしょうか?

このように利用する人間がいるということは中国では周知の事実のようです。ホームレスの人にお金をあげようとすると「あれは嘘だからあげなくていいよ。」とよく言われたものです。

「こういう人たちは実はかなり稼いでいて豪華な家に住んでいる。」というプロパガンダ的なことを本気で信じている人もかなりの数いました。

中国は電子決済が中心になり現金を持たなくなったため、見かけるホームレスの数も減ってきました。コロナ禍に入ったあとはさらに減ったように思います。よく見かけるホームレスの人も見かけなくなりました。

WeChatやAlipayのQRコードを下げたホームレスの人がいるのも事実ですが、これは明らかに利用者がバックにいるということなのでしょうか?

きれいごとではなくて現実を描く李杨:lǐ yáng監督の作品は、最後はハッピーエンドでは終わりません。そしてそれが現実なのかもしれません…。

盲井:máng jǐng

この作品のあと李杨:lǐ yáng監督は中国政府から3年間の映画製作を禁止されます。

内容は自分の親戚であると嘘をつかせて鉱山の仕事を紹介し、最終的には地下で殺害し、賠償金を要求するという常習犯の詐欺師がふたり登場します。
殺すときはいつも「家に帰りたくなったか?今日家に連れて行ってやるよ。」とやさしく声をかけ、ナタで殴ります。鉱山の事務所はことを公にしたくない(違法労働も存在するため)ことから親戚1人につき3万元(約54万円)で解決という規則を設けているところが多いのです。

そしてある16歳の男の子を騙すことになります。情は移るもので、殺す日をなにかと理由をつけて伸ばします。しかし、鉱山のなかで3人になったときにひとりが「家に帰りたくなったか?今日家に連れて行ってやるよ。」というセリフを吐きました。
果たしてどうなってしまうのでしょうか?

ちなみのこの男の子を演じた俳優は王宝强:wáng bǎo qiángといい、この映画で金馬奨新人賞を受賞し、いまでは大人気俳優で、『唐人街探偵 東京MISSION』という映画では妻夫木聡と長澤まさみとも共演しました。

ワン・バオチャン
王宝强

まとめ

このような社会問題にスポットをあてた映画は中国を理解するのにとても役にたちます。映像を見ても、どのような生活レベルで何を食べ、どんな話し方をするというのがわかりますね。

3作品とも方言を話しているので、標準語に近い方言を採用しているとは言え、慣れていない人は聞き取りづらいことでしょう。
しかし、このように標準語がうまく話せない人も数多く存在します。ボクの妻の実家でも標準語が話せない人もいます。

こういった社会映画や社会の暗い部分を題材にした映画は中国では上映禁止になることが多いです。なのでYouTubeでも見られるのかもしれません。

字幕がついているので、せめて字幕が読めるレベルになれば多くの作品をたのしめます。
中国語の勉強法でまよっている人は、ボクが作ったロードマップを参考にしてみてくださいね。

日本語字幕で中国語の映画やドラマを見たい人のためにおすすめ動画配信サービスをまとめた記事もあるので、そちらもぜひあわせてチェックしてもらえるとさらに多くのいい作品に出会えると思います。

映画以外でYouTubeで見られるおすすめのチャンネルはこれです。社会実験のモニタリングのような番組で、中国人の「善」を引き出す内容です。
例えば、
こじきのような子どもがケーキ屋のケーキを食べたそうに眺めていたら周りの人はどう反応するのか?や、掃除のおばちゃんがスーツを着たキャリアウーマンにいじめられてたら周りはどうするか?などです。
泣けます!

最後までありがとうございました!
このように中国語が学べて生かせる記事を発表していますので、他の記事&YouTubeもよろしくお願いします!

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