ネイティブのように話せるようになりたい!
こんな目標をかかげているひとは、ぜひこの記事を読んでください。
語学は完璧を目指してはいけません!
これを意識するだけで、外国語を使う時のハードルがぐっと下がるものです。
ではどうして母国語以外の語学がネイティブのようにはなれないのでしょうか?
その理由は以下のとおり。
①いくら上手でもネイティブにはすぐわかる
②ネイティブは非ネイティブに寛容
③無限の単語をおぼえることになる
④一生かかる
⑤表情や細かなしぐさまでが判断材料
ではひとつひとつ見ていきましょう。
語学で完璧を目標にしたらアウトな理由TOP5!
語学でネイティブにはなれないと言いましたが、ネイティブにまちがえられる可能性はあります。
たとえばボクは中国語の通訳なのですが、このドッキリ動画のように短期間であればバレずに済むかもしれません。
もちろん相手が気をつかってそう言ってくれている可能性はありますが……。
どうしてこんなことを言うかというと、ネイティブみたいになる!という目標を捨てることで以下のメリットがあるからです。
・まちがってもあたり前
・ミスを恐れない度胸がつく
・ミスしてもネイティブはなんともおもわない
ボク自身、下手でもいいんだと開き直ることができて7カ国語をすこし話せるようになりました。
外国語をつかう時、時制や語彙・文法や表現においてミスをする可能性は十分にあります。
ネイティブにまちがえられたいと思っていると、ミスすることが怖くて話せなくなってしまいます。
そして、おぼえておきたいことは「ネイティブになる必要はない」ということです。
ネイティブの「ように」なることは可能かもしれませんが、それ相応の時間と努力、さらには才能とセンスも必要になってきます。
その理由をもういちど見てみましょう。
①いくら上手でもネイティブにはすぐわかる
②ネイティブは非ネイティブに寛容
③無限の単語をおぼえることになる
④一生かかる
⑤表情や細かなしぐさまでが判断材料
これらがネイティブになれない理由です。
しっかり理解することで外国語を使うときの心理的ハードルを取っ払いましょう!
①いくら上手でもネイティブにはすぐわかる
たとえば日本語が上手な外国人と話していて、同じアジア人であっても100%相手が日本人だと思い込んでいたということはないでしょう。
発音がどんなに上手でも、使う語彙や文法、表現のしかたでわかるものですよね。
たとえばこのように表現したらどうでしょう?
「あの人の名前を知ります!」
「この食べ物を好きです。」
「知っていません。」など
日本語ネイティブはこうは言いませんね。
流暢に話したとしても表現のちがいで外国人であることがわかることが多いようです。
②ネイティブは非ネイティブに寛容
ネイティブはカタコトでも一生懸命聞いてくれます。
もちろん、話し方や態度にもよりますが……。
すこしまちがえたからといって、相手は不快に思ったりはしないものです。
ぎゃくに一生懸命話すことで相手に好感を持ってもらえることでしょう。
「まちがえたらどうしよう」等と心配するのは無意味だったようですね。
③無限の単語をおぼえることになる
ネイティブを目指しているばあい、ネイティブが知っている単語はこちらも知っていなければなりません。
では日本語を例にとってみましょう。
「ねぇねぇ、昨日のM-1見た?めっちゃウケるよね。」
「ぺこぱとか結構イケメンじゃね?」
おおっと、若者らしい話し方!
こういったフランクな言葉は単語帳には載ってないですね。
ぺこぱってなんだ?
と思われた方、お笑い芸人のコンビ名です。
日常会話ではこういった人名なんかも出ますね、俳優、女優や歌手などの名前も!
流行を追うだけで、1年が終わってしまいそうです。
ではつぎの会話を見てみましょう。
「浅草にある〈まるごとにっぽん〉ってとこで買った山形県名物のたまこんにゃく、すごくおいしかったわよ。」
「そんなお店あるの?その前にある〈ドン・キホーテ〉なら息子がよく行くみたいだけど。」
おっと今度は主婦の会話でしょうか。
店名やらが出てきていますね。
山形県なんていう県名も出てきました。
有名どころの店や県名なんかも知っていなきゃネイティブにはなれないのですね〜。
こういったローカルな知識やその国の流行りや常識もネイティブとの差を生みます。
単語はおぼえるのではなく、中国語脳をつくりその中で自己増殖させるのが鉄則です。
④一生かかる
さて、このようにネイティブになるには、「共通知」とよばれるだれもが知っている「常識」を身につけていないとはじまりません。
池を眺めて、アメンボや鯉、ミドリガメやクサガメがいますが、これらの生き物の名前は日本人なら知っていますよね。これが共通知です。
途方に暮れますね。
さらに、歴史や地理にまつわること、料理、芸能、小説、等々辞書にも載っていないものも多いですから、辞書をすべて覚えた強者がいたとしても、まだ足りないということです……。
こう考えるだけで、ネイティブにはなれないや\(^o^)/
と気が付きましたが、まだほかにもハードルはあります……。
⑤表情や細かなしぐさまでが判断材料
短い会話ならある程度だますことができるのでは?
なんて思ってしましますよね。
日本語を勉強している中国人の学生と話したとき、表情があまりないということに気がつきました。
よく観察すると、日本人の多くは、話すときに微笑んだり、目で表情を作ったりしています。
会釈などもします。
そうした細かいしぐさのちがいが違和感を生むものです。
発音と文法だけではないのですね…。
まとめ
以上みてきたように、ネイティブになるにはかなりのハードルがあることがわかりました。
もういちど見てみましょう。
①いくら上手でもネイティブにはすぐわかる
②ネイティブは非ネイティブに寛容
③無限の単語をおぼえることになる
④一生かかる
⑤表情や細かなしぐさまでが判断材料
しかし、これを逆手にとって考えてみてください。
しぐさや表情、さらにローカルな表現をおぼえたら、あなたは一般の学習者とは一味も二味もちがったローカルなスピーカーになれることでしょう!
これが語学を上達させる秘訣です。
(勉強の順序も重要です!)
じぶんが「できるようになったこと」を数えましょう。
できないことは必要ないことだと割り切るのです。
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最後までご覧くださりありがとうございました!
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