こんにちはYukiです。
中国で運転免許を取得する方法をまとめました!
・日本の免許がある場合
・1から免許を取得する場合
の2パターンで解説しています。
日本で自動車免許をもっていなかったボクが中国の教習所で0から免許を取得しました。
中国に住んでいる方や中国に留学、
駐在する予定がある方は役立つ情報満載ですので
ぜひ最後までお付き合いください。
経過やかかった費用など動画つきでくわしく紹介していきます!
✓この記事で学べること
・中国で免許を取得する方法
・日本の免許で登録する方法
・必要な試験とその対策
まずはじめに紹介するのは
日本で免許は持っていて、中国でも運転したい
このパターンが一番多いかもしれませんね。
そして一番簡単です。
ボクは日本での免許も持っていなかったので1からやらなければなりませんでしたが、
日本の免許がある場合は簡単に取得できます。
以下くわしくみていきましょう。
目次からジャンプすることもできます。
日本の免許がある場合
日本の免許がある場合は、以下の材料を提出することで中国で有効な免許を取得できます。
・パスポート
・中国に90日以上滞在している証明(※)
・日本の免許証(有効期限内のもの)
・免許証の翻訳
・外国人の居住証明
取得までにかかる費用は地域によって異なりますが、
平均で1,000〜1,300元(約2万円〜2万6,000円)前後です。
以上の資料をもって“车管所:chē guǎn suǒ”(車両管理所)に出向きます。
そこで視力検査や証明写真の撮影をします。
中国に90日以上滞在していないひとは科目一の試験を受けることになります。
科目一の試験ってどんな感じ?
科目一は交通ルールや罰金、法律などを問う知識問題で、合計100題出題されます。
90点以上で合格です。
以下のような問題です。
すべて選択問題ですね。
対策はアプリをつかいます。
以下のふたつのアプリが有名です。
ちなみにボクは右のを使いました。
科目一は全部で2000近くあり、それを一周して、間違えたところを何度も繰り返す感じでやりました。
また“小红书:xiǎo hóng shū”というアプリで検索すると、以下のようにポイントをまとめた画像なども出てくるので、必要なのを保存して何度も見かえしました。
さらに“璇姐 科目一”で検索すると、試験のテクニックなどを解説している動画が見られます。
(YouTubeにもUPされているようですが、ボクはBiliBiliで見ました。)
中国語に自信がないときはちゃいなサプリの文法レッスン(完全無料)を利用しましょう!
動画版もあります。
以下は日本でも免許を持っていなくて、中国で1から取得する場合の方法をご紹介します。
ボクはこの方法で取得しました。
教習所と費用
中国にはいくつも教習所がありますが、中には詐欺の学校も多いです。
ちなみにボクの知人(中国人)も詐欺の学校でした。
試験の申し込みなどを代行してくれる分、3倍以上お金をとるというものだったようです。
彼は試験のお金が実際いくらかも知らされず、疑問も持たなかったようです…。
ボクは金通:jīn tōngという教習所を選びました。
妻の知り合いが通っていたところというのが理由でした。
ほかの教習所にも妻が電話をかけてくれたのですが、態度が悪かったりしたのでやめました。
また大众点评:dà zhòng diǎn píngというサイトで探したのですが、載っている住所のところにいくと空っぽの事務所になっていて、窓に電話番号が貼ってありました。
詐欺みたいで避けてたのですが、直接出向いた3箇所すべてがこんな感じでしたね。
住所登録のためだけに事務所借りてるのでしょうか?
ボクが最終的に選んだ金通もおなじでした。
教習所の様子はこんな感じです。結構ボロくてびっくりしました笑
かかった費用は42,800元(約85,600円)でした。
このとき居住証明が必要で、一度帰宅して派出所で居住届けをとってからまた戻ってきました。
別途でかかったのは試験とその模試の費用(1000元未満)です。
健康診断
教習所に登録したときに健康診断がありました。
スタッフが送ってくれたのですが、そこもボロかったです笑
視力は検査されると知っていたのでコンタクトつけて行ったのですが、
ただ確認に1つ2つチェックしただけでした。
しかも大きいのだったのですぐわかりました笑
ほかには色のついた紙のなかの数字を読み取るというものでしたね。
あと指を動かすように言われ、それでおしまいでした。
2分くらいでしたね。
検査は55元(約1,100円)かかりました。
交通安全講習
アプリの動画視聴
翌日、アプリで交通安全講習をやるように言われました。
動画を見るだけなのですが、交通事故の場面とかみてるだけで鳥肌がたつようなものが多かったです笑
しっかりみているかも以下のように監視されていました。
その後、50問の試験がありました。おそらく40点以上で合格ですね。
テストがあるのなんて知らなかったので、緊張しました。
テストがあるの知ってたらもっと一生懸命動画みたのに…。
交通安全教室へ
アプリが終わると交通安全教室へ理論の勉強へ行くようにとメッセージが入りました。
教室は週末のためかひとがかなりいましたね。
ここでも動画を見るだけです笑
アプリでみたのと同じようなものでしたね。
朝8時から午後4時まで、途中休憩が2時間ありました。
休憩時間はやることもなくさまよっているだけでしたね笑
課題をやるアプリもあるのですが、外国人は登録できず…。
その代わり、明日もういちどはじめと終わりの時間にタイムカードを押しにくることになりました。
授業は受けなくてもいいのですが、計4回数時間おきにタイムカードを押しにくるのもかなりキツい…。
4往復ですね…。
科目一の試験
交通安全の授業がおわったら科目一の試験が予約できます。
試験は全部で以下の4つあるんですね。
試験費用は80元(約1,600円)
科目一はすでに紹介しましたね。
どのようにアプリを活用したかは以下の動画で↓↓
交通規制の体験?
交通警察について交通規制の体験なるものもありました。
案の定、パスポートでは登録できず、
警察のおじさんたちも外国人が来たのははじめてとのことで…。
ぜひ動画でどんな感じだったかを見て欲しいです笑
ただ立っているだけで終わりましたが、
途中「大丈夫か?疲れてないか?」と声をかけてくれました。
運転シミュレーション
科目一の試験がおわったら、運転シミュレーションなるものがあります。
これはゲームのようなものですね。
こんな感じです。
場所は以前住んでいたところだったので、迷わずいけました。
これが2日間あります。
運転練習
シミュレーションがおわると教習所での運転練習がはじまりました。
科目二の試験の準備ですね。
上の動画にもありますが、アクセルは踏まず、クラッチ操作だけです。
ギアは1でクラッチで速度を調整してハンドル操作をするものですね。
科目二の試験と費用
4回くらい練習したあとに科目二の模擬に呼ばれました。
試験会場で模擬練習をするというもの。
費用は220元(約4,400円)
その翌日が試験です。
試験費用は180元(約3,600円)
結果ボクは1回目不合格でした…。
2回チャンスがあったのですが、同じ場所でミス。
規則では不合格後、10日以上あけないと予約できないとのこと。
2週間後にもういちど模擬に参加して、再試験を受けました。
再試験の費用は80元(約1,600円)、1回目より安かったです。
科目三の試験と費用
科目二のあとは路上運転が始まりました。
アクセルを入れて運転するのですが、速度に慣れずこわかったです。
路上ではエンストして、後続のトラックから怒鳴られたり、電動バイクが飛び出してきて危うく事故るところだったり、いろいろ大変でした。
さらにライトの操作も覚えます。
試験では発進のまえに、音声にしたがってライトの操作をするテストがあります。
3回練習したところで模擬の練習に。
練習が少ないですね笑 しかも間1ヶ月空いてます。
科目三の模擬は2回あって
費用はそれぞれ170元(約3,400円)前後でした。
路線が3つあり、本番ではランダムに決まります。
坂道ではギアを2に入れることやギアの入れ替え場所をおぼえました。
練習よりもカーブや坂道が多く、難易度が高かったです。
右折や停車、発進のときにライトをつけ忘れたり、途中でエンストしたり、ギアを入れまちがえたり…
練習生は3人いて、ミスもおおく教官もイライラしてました。
くわしくは動画で↓↓
科目三試験本番
科目三の試験の前は、路線の動画を何度も見て、どこで何のギアを入れるか、など頭に詰め込みました。
本番では安全員という教官がひとり同乗していますが、判定は機械がします。
ライトの試験も練習をたくさん積んで問題ありませんでした。
発進もうまくいき、しばらく走ったら機械が「不合格です。戻ってください。」と。
びっくりしましたね。教官に聞くと「ライトついてないよ。」と無愛想に教えてくれました。
右折のときにライトつけ忘れたのですね。教官の運転でスタート地点へ。
試験は2回チャンスがあるので、もう一回できます。
ライトの試験はなく、そのまま発進。
もうダメだとあきらめていましたね。そして途中でエンスト笑
不合格かと思いましたが、すぐ修復したのでセーフだったようです。
くわしくは動画にありますが、無事なんとかクリアできました!
しかし試験はまだあります。
科目四です。
科目四の試験
科目四も選択問題の試験で、全部で50題出題され、40点以上で合格です。
内容は交通安全の知識ですね。
これも科目一とおなじアプリで練習しました。
全部で1,423題あり、これを1回やって、ミスしたものを何度もやって
模擬テストを繰り返しました。
何度もまちがえた問題はスクショで保存して何度も見返しました。
科目一の試験がおわってから、ちょっとずつやっていたので、解いた回数は多いですね。
試験はアプリより簡単で満点で合格しました。
アプリより本番は簡単なので、ここまで練習する必要もなかったんですね。
免許発行!
試験に合格したあと、その場で免許を発行してくれます。
20元(約400円)払って、以下のような免許をゲットしました。
うれしかったですねぇ!そしてホッとしました。
やっと解放された気分です。
応援してくれた方たち、ありがとうございます!
これから中国で免許を取得するかた、がんばってください!
では、最後までありがとうございます。
コメント