中国語学習をしていると、「自分には無理そう」「もう年だから」といったネガティブな気持ちが湧いてくることは誰にでもありますよね。
ボク自身も何度もそう感じました。
しかし、実はこうしたネガティブな思い込みこそが、上達の大きな壁になっているのです。
能力や努力の問題ではなく、「自分にはできない」と思っている限り、
脳はその期待通りに動いてしまい、成長が止まってしまいます。
今回の動画【中国語学習が止まる人の共通点|「私には無理」が一番の敵】では、このメンタルの罠について詳しく解説し、ポジティブな自己暗示で学習を続ける秘訣を伝えています。
この記事では動画のポイントをまとめつつ、あなたが中国語学習を楽しく継続できるようサポートします。
ぜひ動画とあわせてご覧ください。
「私には無理」が最大の敵
中国語入門者は、発音を練習する時に「ムリだ!」と思う人は多いことでしょう。
しかし、この「無理だ」という思い込みこそが最大の学習の妨げになります。脳は自分が強く信じたことを実現しようと動くため、「できない」「ダメだ」と考えれば、その通りの結果を出そうと無意識に働いてしまうそうです。
例えば、レストランのウェイトレスがコップを運ぶとき、「落とすかも」と考えていると、実際に落としそうになることがあります。これは脳が「落ちる」という期待に応じて体を動かしてしまうからです。
同様に、勉強中に「私はダメだ」と思うと、脳もそれに従ってしまい、上手く動いてくれません。だからこそ、ネガティブな自己暗示は完全に禁止し、ポジティブな自己肯定感を持つことが必要なのですね。
ポジティブな自己暗示の重要性
学習を続けるために重要なのは、自分を肯定し、できると信じることです。
例えば、外国の方が「こんにちは」「ありがとう」だけで「日本語が話せる」と言うことがあります。
一方で、日本人は「ペラペラに話せる」ことを「できる」と定義しがちですが、実は少し話せるだけでも「できる」と認めて良いのです。
逆に、「できる」と自分で思い込むと本当にできるようになっていくものです。
「你会中文吗?(中国語できるの?)」
「会啊!(うん、できるよ!)」
まずは「私は中国語ができる」と自分に言い聞かせ、
「中国語ができる自分」を育てていきましょう!
「できるかできないか」に執着しない
次の段階は「できる・できない」にこだわらず、学習自体を楽しむことです。
学習の成果は他人の評価に左右されやすいものですが、それに振り回されてしまうと苦痛が増え、長続きしません。
基準を自分の外におくと、本当に必要なスキルではなく、人から見て、すごいと思われるものに走りがちになるのも弊害です。
中国語学習においても、単語の数やテキストのページ数ばかり気にしていると、根本的な理解や運用力は育ちません。
木に例えると、これは表面の枝葉だけに注目している状態です。根っこをしっかり育て、栄養を吸収できる土台をつくることが最も重要なのです。
根っこがしっかりしていれば、中国語のドラマを見ても、文章を読んでも、しっかり吸収して、成長していくことができます。
したがって、表面的な成果だけに囚われず、学習の過程を楽しみ、自然に知識が身につくように心がけましょう。
学習の継続は楽しむことが一番
中国語学習を長く続けている人の共通点は、「勉強を義務ではなく楽しみとして取り入れている」という点です。
苦痛なく学習を続けるためには、「できるようにならなければ」と自分を追い詰めるのではなく、
「今日はこれをやってみたい」
「この表現を覚えたら面白そう」という軽やかな気持ちで取り組むことが大切です。
ポジティブな自己暗示から始め、できるだけ「結果」よりも「過程」に意識を向けましょう。
結果を急ぐあまり、単語帳のページ数や試験のスコアばかりに目がいくと、プレッシャーが増えてしまい、学習が嫌になりがちです。
逆に、「今日のドラマで新しい単語が2個聞き取れた!」「街で見かけた中国語の看板が読めた」という小さな発見を喜べる人は、自然に学びを続けられます。
楽しみながら続けるための具体例
- 好きな中国語ドラマや映画を観る
セリフを丸暗記するつもりで繰り返し視聴すると、自然な言い回しや発音が身につきます。 - 興味のあるテーマで調べ物をする
旅行好きなら観光情報、料理好きなら中国語のレシピ動画など、自分の好みに合わせるとモチベーションが落ちません。 - SNSや言語交換アプリで中国語を使う
完璧な文章でなくても、短いメッセージをやり取りするだけで「使える中国語」が増えます。 - 自分だけの「推し語録」を作る
面白い表現や好きなフレーズをノートやアプリにコレクションしていくと、見返すたびにやる気が湧きます。
「勉強をしなければ」から「学びたいからやる」へ。
この意識の切り替えができれば、学習は苦痛ではなくなり、むしろ生活の一部として楽しめるようになります。そして、楽しみながら続けているうちに、気づけば語学力は大きく伸びているのです。
まとめ
- 「私には無理」というネガティブな思い込みは、学習の最大の敵
- ポジティブな自己暗示をかけることで、脳が期待通りに動く
- 少しでも話せるなら「できる」と認めて自己肯定感を高める
- 「できる・できない」に執着せず、学習の過程を楽しむことが継続の鍵
- 表面的な成果だけで判断せず、根っこを育てるイメージで学習する
中国語学習は長い道のりですが、心の持ちようで楽しく続けられます。
今回の内容があなたの学習の助けになれば幸いです。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう!