ここでは【ちゃいなサプリ】文法レッスンの使い方をご紹介します。
まず文法レッスンの構造をみてみると
文法の解説
↓
例文
↓
会話集
となっています。動画版も同じ構成です。
結論からいうとおすすめの使い方は以下の通り。
①例文のシャドーイング
②例文の音読
③文法の解説を読む
④会話集のシャドーイング
⑤会話集の音読
⑥会話集の単語&文法チェック
※シャドーイングは音声と同じスピードになるまで。
音読はピンインを見ずにスラスラ読めるまで。
→そのあとで文法の解説を読む&聞く
その後も丸暗記するくらいまで大量に繰り返す。
(毎朝の日課にすると尚良い)
ポイントは文章を暗記してから解説を読む&聞くということです。
といっても丸暗記はキツいですから、最低10回などと回数を決めてやるのもいいでしょう。
“熏习:xūn xí”や“熏修:xūn xiū”などと呼ばれます。
燻製のようにじっくり時間をかけて完成させていくイメージで、文章と音声を丸ごと脳だけでなく耳と目と口に記憶させます。
以下、ひとつずつくわしく見ていきましょう。
動画版はこちら↓↓
①例文のシャドーイング
文法レッスンは例文が大量に載っています。
それぞれの文法事項のあとに例文があるので、それをまずはシャドーイングしていきます。
(シャドーイングの前にまず音声を2−3回聞きます。その後でシャドーイングに入ると効果的です。)
文法事項がわからないままシャドーイングします。
(内容も理解しようとしないでOKです。音とリズムに集中してください。)
わからないまま頭に貯めておくのがポイントです。
最初はピンインを見ながらになりますが、何度も(30回以上できると良)繰り返し、ピンインを見なくてもシャドーイングできるまでやります。
(HSK2級のレッスンからは例文にピンインをつけていません。わからない時は毎回アプリやネットでピンインを調べます。シャドーイングを繰り返しているうちに、ピンインを調べなくてもわかる状態を目指しましょう。)
丸暗記できれば尚良いです。
ネイティブ音声と同じスピードでシャドーイングできるようになったらシャドーイングは卒業です。
次は音読に入ります。
②例文の音読
シャドーイングした例文の音読をします。
(ここでも内容を理解しようとするのではなく、音とリズムに集中します。)
シャドーイングはちゃんとできるようになっても、音読となると上手にできなかったります。
ピンインを見ずにスラスラ読めるようになるのが目標です。
10回読んでもまだつっかえつっかえなら、20回…30回…40回…と増やしていきます。
Q:音読を10回ちかくやったのにまだスラスラ読めません。どうしたら良いでしょう?
A:ご飯を1杯食べて、まだお腹が空いていたらどうしますか?もう1杯食べればいいんです。
リズムや発音がうろ覚えのときは、音声を聞いて確認しましょう。
朝晩音読する習慣がつくと中国語は驚くほど上達していきます。
例文の音読も日課として、毎日つづけましょう。
③文法の解説を読む
シャドーイングを経由して、音読までピンインを見ずにスラスラ読めるようになったら、
この時点で初めて、読んできた文章の解説をチェックします。
(ブログの文章と動画版の動画でしっかり学びます。)
この段階で読んできた文章の表現や単語などわからないものをなくします。
何度も読んで頭に入っているので、すらすら覚えられるはずです。
この時点で曖昧なものをつぶしていきます。
わからないままにしないようにしましょう。
既出の文法で忘れているものがあれば、その項目にもどって再度チェックします。
(その範囲の例文の音読も忘れずに。日課の音読に組み込んで、しばらくの間音読しておくのが安心です。)
わからない部分は徹底的につぶしていく姿勢で臨みましょう。
意味が明らかになった例文たちは、これで終わりにするのではなく、しばらくは日課の音読に組み込みましょう。
少なくとも1週間くらいは読みたいですね。
意味がわかった状態でメリハリをつけて読むのも重要です。
④会話集のシャドーイング
さて、例文を通して文法事項と単語を体得したところで、さらなる実践的な文章に触れます。
わからないピンインは自分でその都度調べるようにしましょう。
面倒でも、毎回調べることで、記憶に残そうとするものです。
会話集では実際の会話形式に沿って構成されています。
本課の文法事項はもちろんのこと、既習の単語と文法事項も盛り込んでいます。
こちらもまずはシャドーイングを通して、音とリズムから入ります。
同様にこの段階で、意味を完全に理解する必要はありません。
ネイティブ音声に合わせてシャドーイングができるようになることを目標にコツコツシャドーイングを重ねていきましょう。
⑤会話集の音読
シャドーイングを卒業したら音読でしたね。
ピンインを見ずにスラスラ読めるようになるのが目標ですから、何度も何度も回数を重ねて目標達成まで向かいましょう。
⑥会話集の単語&文法チェック
会話集の音読までできたら、内容のチェックに入ります。
進出単語は会話ごとにリストにしてありますので、そちらをチェックしましょう。
文法も参照リンクがあるので、忘れているものがあればそこに飛んで、復習します。
その場合、音読も必須です。
またその事項の例文を日課に取り込み、しばらく音読していきます。
HSK1級の文法をまとめたポケットブックもあります。
サクッとチェックするのに便利です。
まとめ
以上が「ちゃいなサプリ」文法レッスンの活用法でした。
もう一度みてみると
①例文のシャドーイング
②例文の音読
③文法の解説を読む
④会話集のシャドーイング
⑤会話集の音読
⑥会話集の単語&文法チェック
※シャドーイングは音声と同じスピードになるまで。
音読はピンインを見ずにスラスラ読めるまで。
→そのあとで文法の解説を読む&聞く
その後も丸暗記するくらいまで大量に繰り返す。
(毎朝の日課にすると尚良い)
ポイントは文章を何度も音読してから解説を読む&聞くということでしたね。
燻製のようにじっくり時間をかけて完成させていくイメージで、文章と音声を丸ごと記憶させます。
(脳だけでなく目と口で!)
そして卒業した文法事項の例文も会話集も、それっきりにするのではなく、定期的に音読していきましょう。
これを“温习:wēn xí”といいます。冷めたものを温め直す感じですね。
中国語全体の勉強手順は「学習ロードマップ」を参照してみてください。
では、以上です!
最後までありがとうございました。
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