- 名前をあらわす“叫”
- “叫 (jiào)”の意味と使い方
- “叫”の声調変化
- “叫”をつかわない場合
日常でもよくつかう表現ができるようになります。
たくさんの例文も載せてありますので、
文法事項とともに語彙も増やしていきましょう。
※文法レッスンの使い方を見る
①例文を聴く&シャドーイング
②例文の音読
③文法の解説を読む
④会話集を聴く&シャドーイング
⑤会話集の音読
⑥会話集の単語&文法チェック
中国語で最初に登場する文法
中国語を勉強していちばんはじめに登場する文法が“叫”ですね。
自己紹介でもつかうので知っているひとも多いかもしれません。
“叫”には「呼ぶ」とか「叫ぶ」さらには使役的用法「〜させる」という意味もありますが、
ここでは「〜のなまえは〜」という名称をあらわす用法だけあつかいます。
参考書につかっている例文や用法はネイティブにとっては違和感があるものや不自然なものもあるようで、それについても以下で紹介しています。
正しい表現や自然な言い方もネイティブに聞きましたので参考にしてみてください。
名前をあらわす“叫”の用法&例文
“叫”は、なまえを表すときにつかいます。
用法もきわめてシンプル!
「〜と言います。〜と呼びます。」といったニュアンスですね。
しかしこの意味での“叫”は、ネイティブはあまり使わないようです。
ひとによっては一切つかわないこともあるようで、
“是”をつかうことが一般的のようですね。
名称を提示する言い方はほかに“叫做”というのがあります。
(HSK4級レベルの文法ですね。当サイトではレッスン67でやります。)
では例文とともに具体的な使い方をみていきましょう。
肯定文
自己紹介ではこんな感じで使います。
我叫〇〇。
(私は〇〇と言います。)
これが基本形です。
主語“我”(「私」)の後ろに直接、動詞“叫”(「〜という」)を持ってきます。
- 中国語は漢字を置くだけ。
- 漢字の形も変わらない。
- 人称(私,あなた,彼,彼女)で変形ない。
- 時制(過去,現在,未来)で変形ない。

英語のように変形したりしないからラッキー!
このように文法的には簡単でも、中国語を思い通り使いこなせるようになる人は多くないですよね。
どうしてか?
それは中国語脳ができていないからです。
では中国語脳はどやって作るか?
それは大量の例文に触れることです。
ではさっそく他の例文をみてみましょう。

↓↓の▲を押して展開してね。
もっと例文に触れてニュアンスをつかもう!
1:我叫山田。(山田と申します。)
2:他叫马云。(彼のなまえは馬雲です。)
ちなみに马云はアリババの経営者ジャック・マーの中国名ですね。
※ネイティブによると“他是马云。”という方が自然のようです。
日本語でも
「彼のなまえはジャック・マーだよ。」より
「彼はジャック・マー。」と紹介するほうが自然じゃありませんか?
3:她叫李娜。(彼女のなまえはリナです。)
※こちらも同じで“她是李娜。”のほうが自然です。
“叫”で相手を紹介するのは少しぞんざいな印象を与えるようで、
“是”が一般的に使われます。
上のふたつの例文からもわかるとおり、
“他”は「彼」で“她”は「彼女」です。
発音は同じですね。
さらに「それ」は“它”で、こちらも同じ発音です。
犬や猫も一般的にはオスは“他”,メスは“她”を使います。
否定文
否定は動詞、このばあいは“叫”の前に“不”をつけます。
ここで注意です!
“不:bù”+第4声→“不:bú”+第4声になる。
“不”が第2声に変化します。
これもたくさんの例に触れれば慣れます。
声調に関しては、以下の動画を参考にしてもらえるといいでしょう。
よって“不叫”の読み方は“bú jiào”です。
しかしネイティブによると“不叫”を使うことはほとんどないそうです。
上記と同じ理由から“不是:bú shì”が使われるのが一般的です。
我不是山田。(我)是山本。
(山田じゃないです。山本です。)
→我不叫山田。(我)叫山本。とは言いません。
2つ目の“我”は明らかですから、省略することの方が多いようです。
她不是Emily,她是Emi!
(彼女はエミリーじゃなくて、エミよ!)
→她不叫Emily,她叫Emi!とは言わないのはおなじ理由からです。
このように1文にしてしまうのが一般的です。
疑問文
「おなまえは?」と質問するときには“什么”を使います。
日本語で「なに」を意味しますね。
你叫什么名字?
叫什么名字?
これで「おなまえは?」という意味にはなりますが、一般的にはこのように聞くことはかなり稀だそうです。
“您是……?” 「あなたは……?」
“您怎么称呼?”「なんとお呼びすればいいですか?」
※您は你の丁寧な表現。
という風に聞くのが自然です。
日本語でも、初対面で「お名前はなんですか?」とはあまり聞きませんよね。
子どもに「おなまえは?」ならいいですが。
你叫什么?
これは特に使わないようです。
教科書によってはこれで「おなまえは?」という意味で紹介されていますが、
ネイティブには「なに叫んでるの?」という意味で使うことが普通だそうです。
「おなまえは?」という意味で“你叫什么?”をつかうと、
かなりぞんざいなニュアンスになるので使わない方がいいでしょう。
“什么”は口語やチャットでは“啥”をつかうことが多いです。
他叫啥呀?
(彼なんていうの?)
“呀”は語気ですね。
この場合、彼に聞こえていない状況で「彼なまえなんていうの?」とほかの人に聞いている場面ということになります。
距離が近い間柄でつかいますね。
“他是谁呀?”(彼はどなた?)
を使うことが多いです。
では以下で、あたらしい単語も紹介しつつさらに多くの例文にふれてみましょう。
例文集
例文①
A:这位叫什么呢?
B:他是David。
この会話では、名前を尋ねる際に使われる表現を見ていきます。
解説と和訳を見る
解説:(この方のお名前は?―Davidよ。)
- 这位(zhè wèi) は「こちらの方」という意味です。これは、相手が目の前にいる場合や紹介するときに使います。丁寧に人を指す表現で、特に目上の人や知らない人に対して使うことが多いです。
- 例:这位是我的老师。zhè wèi shì wǒ de lǎo shī(こちらの方は私の先生です)
- 叫什么(jiào shén me) は「名前は何ですか?」という意味ですが、“叫” は「呼ぶ」という意味で、名前を尋ねる際に使われます。これは「あなたは何と呼ばれていますか?」というニュアンスです。
- 例:他叫什么名字?(彼の名前は何ですか?)
- 呢(ne) は語気を表す助詞です。疑問文の最後に付けることで、質問をやわらかく、または相手に対して興味を持っていることを示します。ここでは、相手の名前を尋ねるときに「名前は何ですか?」と柔らかく聞いている感じです。
- 他是(tā shì) は「彼は〜です」という意味ですが、この場合、名前を紹介するために使われます。日本語の「彼はDavidです。」に相当します。
- 注意点として、名前を紹介するときには「叫」ではなく「是」を使うことが自然です。例えば、「他叫David」よりも「他是David」の方が普通の表現となります。これは、名前を紹介する文脈では「是」を使うのが一般的だからです。
- 这位 は「こちらの方」を指す丁寧な表現。
- 名前を尋ねるときは 叫什么 を使うが、呢 を付けることで疑問の語気をやわらげる。
- 名前を紹介する場合、「他是David」のように 是 を使うのが自然。
- 呢 は語気をやわらげるために使われる。
これらの表現を使うことで、より丁寧で自然な会話ができるようになります。
例文②
A:那个人是谁?
B:他是小明。
この会話では、あの人が誰かを尋ねる表現を見ていきます。
解説と和訳を見る
解説:(あのひと何ていうの?―シャオミンよ。)
- 那个人(nà ge rén) は「あの人」という意味ですが、この表現は少し直接的で、時には少しぞんざいに感じることもあります。特に目上の人やあまり親しくない人を指すときに使うと、少し失礼に感じる場合もあるため、注意が必要です。
- 例:那个人是谁?(あの人は誰ですか?)
- より丁寧に「あの方は誰ですか?」と言いたい場合は、那位(nà wèi) を使います。これは、目上の人や知らない人、または丁寧に人を指したいときに使われます。ですので、正式な場面や丁寧な表現が求められる場面では、「那位」 を使う方が自然です。
- 例:那位是我的老板。(あの方は私の上司です。)
- 是谁(shì shéi) は「誰ですか?」という意味で、ここでは「その人は誰か?」という疑問を表しています。非常に一般的な疑問文の形です。
- 他是小明(tā shì xiǎo míng) は「彼はシャオミンです」という意味です。このように名前を紹介する際には 是 を使います。叫 は使いません。
- 那个人(nà ge rén) は「あの人」を意味しますが、少しぞんざいに感じることもあります。丁寧な言い回しでは 那位(nà wèi) を使うと良いです。
- 是谁(shì shéi) は「誰ですか?」の意味で、非常に一般的な表現です。
- 名前を紹介する際は「他是小明」のように 是 を使い、叫 は使いません。
このように、相手に対して丁寧な表現を使うことで、より自然で礼儀正しい会話ができます。
例文③
A:你的狗狗叫什么名字呀?
B:小黑。
この会話では、ペットの名前を尋ねる表現を見ていきます。
解説を見る
解説:(わんちゃんのなまえ何ていうの?―シャオヘイよ。)
- 你的狗狗(nǐ de gǒu gou) は「あなたの犬」を意味します。ここで使われている 狗狗(gǒu gou) は、犬を指す一般的な言い方で、親しみを込めた表現です。「犬」という言葉は、狗(gǒu) だけでも成り立ちますが、より可愛らしい表現として 狗狗 を使うことがあります。
- 叫什么名字(jiào shén me míng zi) は「名前は何ですか?」という意味です。この場合、名字(míng zi) を加えることで、より自然な表現になります。叫什么(jiào shén me) だけでも通じますが、名字 を加えることで、より丁寧かつ具体的な質問になります。
- 呀(ya) は語尾の助詞で、質問に対して軽い強調を加えたり、親しみを込めたりする役割があります。日本語で言う「~なの?」という感じです。
- 小黑(xiǎo hēi) は犬の名前で、「シャオヘイ」と発音します。返答では、叫(jiào) を省略して名前だけで答えることもよくあります。つまり、叫小黑 と言わなくても、小黑 だけで意味は十分通じます。
- 叫什么名字(jiào shén me míng zi) と名前を尋ねるときには、名字 を加える方が自然で丁寧です。
- 返答では、名前だけを言うことが一般的で、叫 を省略しても問題ありません。
- 呀(ya) は質問をより親しみやすく、軽い強調を加えるために使います。
このように、犬やペットの名前を尋ねるときも、自然な表現を使うことで会話がスムーズになります。
例文④
A:你的儿子叫什么呢?
B:我儿子叫李强。
解説と和訳を見る
解説:(息子さんのなまえは?―李強よ。)
- 你的儿子(nǐ de ér zi) は「あなたの息子」を意味します。儿子(ér zi) は「息子」の意味で、的(de) は「の」を表す助詞です。ここで、的 が省略されていることがわかります。日常会話では、よく 的 が省略されて、你的儿子 と言う場合もあります。詳しくは「的」の使い方を学ぶと良いでしょう。
- 叫什么(jiào shén me) は「何て呼ばれているのか?」「名前は何ですか?」という意味で、質問に使われます。名字 を加えることもできますが、叫什么 でも十分通じます。両方の表現が使われます。
- 呢(ne) は語気をあらわす助詞で、質問に対して軽い強調を加えたり、相手の答えを期待しているニュアンスを表すときに使います。この文脈では、親しみを込めて質問している感じです。
- 我儿子叫李强(wǒ ér zi jiào lǐ qiáng) は「私の息子は李強と言います。」という意味です。返答では、叫 を使って「名前は○○です」と答えることが一般的です。
- 的(de) は「の」を表す助詞ですが、日常会話ではよく省略されることがあります。你的儿子 のように、的 を省略しても意味は通じます。
- 叫什么呢? と 叫什么名字? のどちらも使え、どちらも自然です。
- 呢(ne) は質問に対する軽い強調や、相手に答えを求める時に使われます。
このように、的 の省略や、質問の表現に注意しながら会話を進めると、より自然でスムーズな中国語が使えるようになります。
例文⑤
A:你女朋友叫什么名字?
B:她叫娜娜。
解説と和訳を見る
解説:(カノジョのなまえは?―ナナだよ。)
- 你女朋友(nǐ nǚ péng yǒu) は「あなたの彼女」を意味します。女朋友(nǚ péng yǒu) は「彼女」の意味です。日本語でも「あなたの彼女」を表現するときに「彼女」や「彼女さん」と言いますが、中国語でも同様に使います。
- 叫什么名字(jiào shén me míng zi) は「名前は何ですか?」という意味です。名字(míng zi)を使うことで、より丁寧な表現になりますが、叫什么(jiào shén me)だけでも十分です。
- 她叫娜娜(tā jiào nà na) は「彼女はナナと呼ばれている」という意味です。返答として、名前をそのまま言うのが一般的です。
- 叫(jiào)を使って名前を尋ねる際に使います。返答では名前だけを答えることが多いです。
- 名字(míng zi)を加えることで、より丁寧で正式な表現になりますが、日常会話では叫什么だけでも問題ありません。
この会話では、叫(jiào)を使って、名前を聞いて返答する方法がよく使われる自然な会話例です。
ポイント
例文集からもわかる通り、“叫”は“叫什么名字?”と身内や自分の名前を聞かれたばあいの返答としてつかうのが一般的で、それ以外は“是:shì”をつかいます。
また「中国語でこれなんて言うの?」は
“这个用中文怎么说?”
といいます。
“这个中文叫什么?”は誤用ですので注意!
妻の田舎のおばちゃんに指摘されるまで誰も教えてくれず、ずっと誤用していました……。
こういうミスをすると日本人だとすぐわかるそうです笑
アウトプットで会話もマスターしよう!
文法の基礎を理解したら、実際にネイティブと会話することで、日常会話ができるようになります。ボク自身もレベル0の段階でから参考書を使わず、会話やチャットを重ねてHSK6級に合格しました。
例文をマネして会話やチャットをしていれば自然に文法や語彙が身につくものです。

「学んでから実践」ではなく「実践しながら学ぶ」が鉄則!
ネイティブとのチャットや会話を楽しむ方法として、無料アプリ(HelloTalk)や有料オンラインレッスン(学研のCCレッスン)がおすすめです。