HSK1級レベル中国語文法レッスン

【HSK1級】「〜にいる/ある」の“在”と“有”「〜で」の“在”の使い方を例文と動画つきで解説!ネイティブ音声【中国語文法】

「〜にいる/ある」の“在”と“有”「〜で」の“在”の使い方を例文と動画つきで解説!【中国語文法】

中国語文法レッスン第7課です。

ここでは以下の内容をご紹介していきます。

①「〜にいる/ある」の“在”
②存在をあらわす“有”
③「〜で」の“在”
④ひとやモノの位置を問う“呢”のつかい方

このレッスンを身につけると

「トイレは二階にあります。」
「先生はどこにいますか?」
「車持ってる?」
「きょうは図書館で勉強する。」
「かばんどこにあるの?」

という日常でもよくつかう表現ができるようになります。

たくさんの例文も載せてありますので、
文法事項とともに語彙も増やしていきましょう。

ネイティブ音声つき動画は↓↓

以下の目次からジャンプすることもできます↓↓

「〜にいる/ある」の“在”

「〜にいる」や「〜にある」という動詞は“:zài”をつかいます。

肯定文

肯定文は

主語 + + 場所 

という形です。

我在家里。:wǒ zài jiā li
(わたしは家にいます。)

老师在学校。:lǎo shī zài xué xiào
(先生は学校にいます。)

洗手间在二楼。:xǐ shǒu jiān zài èr lóu
(トイレは二階にあります。)

我的包在桌上。:wǒ de bāo zài zhuō shàng
(わたしのかばんは机の上にあります。)

否定文

否定は“”をつけて“不在”にすればOKです。

”が声調変化することに注意です。

声調変化して“不在:bú zài”と第2声で発音されるのでしたね。

“不:bù”+第4声→“不:bú”+第4声で発音します。

くわしくは↓↓

不在家里。:wǒ bú zài jiā li
(わたしは家にいません。)

老师不在学校。:lǎo shī bú zài xué xiào
(先生は学校にいません。)

洗手间不在二楼,在三楼。:xǐ shǒu jiān bú zài èr lóu,zài sān lóu
(トイレは二階じゃなくて三階にあります。)

我的包不在桌上。:wǒ de bāo bú zài zhuō shàng
(わたしのかばんは机の上にありません。)

疑問文

疑問文もYes/Noを問うなら“吗” 
具体的に聞きたいときは疑問文をつかいます。

你在家里吗?:nǐ zài jiā li ma
(家にいますか。)

你在哪儿?:nǐ zài nǎr
(どこにいますか。)

老师在学校吗?:lǎo shī zài xué xiào ma
(先生は学校にいますか。)

老师在哪儿?:lǎo shī zài nǎr
(先生はどこにいますか。)

洗手间在二楼吗?:xǐ shǒu jiān zài èr lóu ma
(トイレは二階にありますか。)

洗手间在哪儿?:xǐ shǒu jiān zài nǎr
(トイレはどこですか。)

我的包在桌上吗?:wǒ de bāo zài zhuō shàng ma
(わたしのかばんは机の上にありますか。)

我的包在哪儿?:wǒ de bāo zài nǎr
(わたしのかばんどこ?)

チャットとかで“在吗?”をつかう人も多いです。

会話をはじめるきっかけとなる言葉ですね。

過去

過去形もやはり動詞は変化しません。

時間的に「きのう、おととい、去年……。」など過去をあらわすものがあれば、その文は過去ということになります。

過去の否定は“不”でも“没”でもOKです。

“没”はあまり使わないんじゃなかと思っていましたが、ネイティブによるとそんなことはないそうです。

“不”とおなじようによく使うとのことでした。

昨天我在公司。

昨天我在公司。
昨天我在公司。

もうひとつみましょう。

去年她在东京。

去年她在东京。
去年她在东京。

形はおなじですね。

存在をあらわす“有”

 “:yǒu”は「〜がある・〜がいる・〜をもっている」などの所有をあらわすことはレッスン3でやりましたね。

ほかにも「〜にある・〜にいる」など存在もあらわします。

肯定文

肯定文では名詞に数詞がつくのが一般的です。

桌上一本书。:zhuō shàng yǒu yī běn shū
(机の上に本があります。)

学校里一个商店。:xué xiào lǐ yǒu yí ge shāng diàn
(学校にお店があります。)

否定文

“有”の否定は“不”ではなく“:méi”をつかいます。

“不有”という形は存在しませんので注意です。

※否定では数詞は使えません。
「ない」わけですから数をかぞえる数詞があったらおかしいですよね。

包里没有电脑。:bāo lǐ méi yǒu diàn nǎo
(かばんのなかにパソコンがありません。)

这里没有洗手间。:zhè li méi yǒu xǐ shǒu jiān
(ここにはトイレがありません。)

チャットでは“没有”を“木有:mù yǒu”と書くこともあります。

女の子におおいですね。発音がかわいらしいからということだそうです。

疑問文

疑問文もYes/Noを問うなら“吗” 
具体的に聞きたいときは疑問文をつかうのでしたね。

你的包里有电脑?:nǐ de bāo lǐ yǒu diàn nǎo ma
(あなたのかばんのなかにパソコンがありますか。)

你的包里有什么?:nǐ de bāo lǐ yǒu shén me
(あなたのかばんのなかに何がありますか。)

「〜で」の“在”

主語+在+(ばしょ)+動詞 

の形でつかいます。

家里学习。:wǒ zài jiā li xué xí
(わたしは家で勉強します。)

老师学校工作。:lǎo shī zài xué xiào gōng zuò
(先生は学校で仕事をしています。)

我的狗狗外面玩。:wǒ de gǒu gou zài wài mian wán
(わんちゃんは外で遊んでいます。)

我的中国朋友大阪学日语。:wǒ de zhōng guó péng you zài dà bǎn xué rì yǔ
(中国人の友だちは大阪で日本語を勉強しています。)

レッスン5で勉強した「〜に〜しに行く」とかたちは同じですね。

哪里吃饭。(どこで食べる?)
哪里吃饭。(どこに食べにいく?)

ひとやモノの位置を問う“呢”のつかい方

「〜はどこにいるの?」「〜はどこにあるの?」と聞くときに
疑問をあらわす“:ne”をつかって“~在哪儿呢?(~在哪里呢?)”ということもできます。

你弟弟在哪儿?:nǐ dì di zài nǎr ne
(弟さんはどこにいるの?)

你的狗狗在哪里?:nǐ de gǒu gou zài nǎ li ne
(わんちゃんどこにいるの?)

上个星期六你在哪儿?:shàng ge xīng qī liù nǐ zài nǎr ne
(先週の土曜日どこにいたの?)

你的书在哪儿?:nǐ de shū zài nǎr ne
(あなたの本どこにあるの?)

レッスン2でも勉強しましたが、“名詞+呢”とすることもできます。
「〜は?」という感じですね。

你的狗狗
你的书
你的朋友
你的包

例文集

日本語訳せずに中国語で理解しましょう。

意味もだいたいわかればOKです!

A:老师在哪里?
B:在教室里吧。
A:她不在哦。
B:那在办公室?

A:你妈妈在医院工作吗?
B:是的。
A:那你妈妈是护士吗?
B:不是,她是医生。

A:你想在哪里工作?
B:我想在国外工作。
A:想做什么?
B:做老师吧。

A:昨天晚上你在哪儿呢?
B:昨天晚上我在居酒屋喝酒啊。
A:今天也喝酒吗?
B:今天不喝。

A:你在公司吗?
B:我在家。
A:想去吃饭吗?
B:好啊。你在哪儿?
A:我在公司。

A:这里有日料店。
B:好吃吗?
A:嗯,很好吃。
B:那去吃日料吧。
A:好啊。

※日料(rì liào):「日本料理:rì běn liào lǐ」の略

A:你去日本做什么?
B:学习日语啊。
A:你朋友在日本吗?
B:我亲戚在京都。
A:他在京都工作吗?
B:是的。他在京都的大学教中文。

A:商店里有洗手间吗?
B:有啊。
A:几楼?
B:3楼。
A:好。

A:我想去买咖啡。这附近有咖啡店吗?
B:有。
A:在哪呢?
B:那个学校后面有。
A:好,我去买。

A:你有兄弟姐妹吗?
B:嗯,我有一个妹妹。
A:她在哪儿呢?
B:她在上海读书。
A:几岁?
B:她13岁。初一。

※读书(dú shū):「勉強する」「学校に通う」
初一(chū yī):中学1年生

A:我家附近有好吃的日料店,你想去吗?
B:好呀。有寿司吗?我想吃寿司。
A:有啊。寿喜锅也好吃哦。

※寿司(shòu sī)
 寿喜锅(shòu xǐ guō):「すき焼き」

もっと会話や例文に触れたい方は以下の教材をどうぞ。
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コメント

  1. ヤダマサエ より:

    先ほど動画にコメントいたしました。文法レッスンの復習でこのページも拝見しております。わかりやすい説明をありがとうございます。
    できましたら全文にピンインをつけていただければたすかります。実用的な文ばかりでぜひシャドーイングしたいです。

    勝手なお願いですが、よろしくお願いいたします。

    • Yuki より:

      コメントありがとうございます!ブログも読んでくださってうれしいです。
      ピンインは動画版には最初のレッスンでつけてますが、こちらではあえてつけてないです。
      進出のものは単語リストでピンインを紹介していますが、既出のものは慣れる目的もあってつけていません。
      もしわからないものがありましたら是非辞書で確認してみてください。辞書をひくのもはやくなるのでおすすめです!