中国語文法レッスン第4課です。
ここでは以下の内容をご紹介していきます。
①可能表現“会”のつかい方
②形容詞の述語でのつかい方
③動作の方法を問う疑問詞“怎么”
このレッスンを身につけると
「日本語話せますか?」
「ちょっとだけ中国語ができます。」
「このスマホは新しいね。」
「きょうは暑い。」
「この漢字どう読むの?」
という日常でもよくつかう表現ができるようになります。
たくさんの例文も載せてありますので、
文法事項とともに語彙も増やしていきましょう。
★文法レッスンの使い方はこちら
ネイティブ音声つき動画は↓↓
以下の目次からジャンプすることもできます↓↓
可能表現“会”のつかい方
「中国語が話せます。」のようにそのスキルがあるという可能表現には“会:huì”をつかいます。
では具体的なつかい方を肯定文・否定文・疑問文に分けて見ていきましょう。
肯定文
肯定文の語順は英語とおなじです。
I can swim.
我会游泳。wǒ huì yóu yǒng
(泳ぐことができる。)
このように動詞のまえに“会”をつけるだけです。
動詞の語彙がふえていけば表現できる幅も大きく広がりますね。
我会说中文。:wǒ huì shuō zhōng wén
(中国語話せます。)
動詞をとって“我会中文”でもOK!
「中国語は」“汉语”ではなく“中文”というのが一般的ですね。
ちなみに台湾では“国语(國語)guó yǔ”といいます。
他会写汉字。:tā huì xiě hàn zì
(彼は漢字が書けます。)
她会做中国菜。tā huì zuò zhōng guó cài
(彼女は中華料理つくれます。)
否定文
否定は“不:bù”を“会”のまえにつけます。
過去でも“没:méi”ではなく、すべて“不”です。
我不会游泳。:wǒ bú huì yóu yǒng
(泳ぐことができない。)
※発音上の注意
“不:bù”+第4声→“不:bú”+第4声で発音します。
なので不会で“不”は“bú huì”と第2声で発音します。
くわしくは↓↓
我不会说中文。:wǒ bú huì shuō zhōng wén
(中国語話せません。)
他不会写汉字。tā bú huì xiě hàn zì
(彼は漢字が書けません。)
她不会做中国菜。tā bú huì zuò zhōng guó cài
(彼女は中華料理つくれません。)
疑問文
疑問文は“吗:ma”を肯定文のうしろにつけるだけです。
“是”のときとおなじですね。
你会说中文吗?:nǐ huì shuō zhōng wén ma
(中国語話せますか?)
他会写汉字吗?tā huì xiě hàn zì ma
(彼は漢字が書けますか。)
她会做中国菜吗?tā huì zuò zhōng guó cài ma
(彼女は中華料理つくれますか。)
形容詞の述語でのつかい方
「中華料理はおいしい。」
このように形容詞が文末(述語部分)にくる表現をおぼえましょう。
では肯定文・否定文・疑問文に分けて見ていきましょう。
肯定文
肯定文では程度を表す“很:hěn”を形容詞のまえにつけるのが一般的だとする参考書もありますが、
ネイティブによるとつけなくてもOKで、つけない場合の方が一般的のようです。
“很”は「とても」という意味もありますが、ただの肯定というだけで、それほど強調するものではないばあいも多いです。
日本菜很好吃。:rì běn cài hěn hǎo chī
(日本料理はおいしい。)
“很”をつけずに“日本菜好吃。”でもOKです。
“是”はつかないので注意です。
日本菜是很好吃はダメです!
この形をおぼえれば形容詞のボキャブラリーが増えるたびに
表現できることも増えていきますね!
では否定も見てみましょう。
否定文
形容詞も否定は“不:bù”をまえにつけます。
過去でも“没:méi”ではなく、すべて“不”です。
日本菜不好吃。:rì běn cài bù hǎo chī
(日本料理はおいしくない。)
ちなみに「まずい」は“难吃:nán chī”といいます。
疑問文
形容詞でも疑問文はおなじく“吗:ma”を肯定文のうしろにつけるだけです。
日本菜好吃吗?:rì běn cài hěn hǎo chī ma
(日本料理はおいしいですか。)
このとき肯定文でつかった“很”はとります。
※「とても」という強調の意味でつかった“很”ならば残してもOKです。
很好吃吗?→すごくおいしいの?
こんな感じですね。
動作の方法を問う疑問詞“怎么”
“怎么:zěn me”は「どのように」という意味で“how”にあたる疑問詞です。
这个汉字怎么写?zhè ge hàn zì zěn me xiě
(この漢字どう書くの?)
このように動詞のまえにつけます。
这个汉字怎么读?zhè ge hàn zì zěn me dú
(この漢字どう読むの?)
動詞を変えればさまざまなパターンの文がつくれます。
また“这个怎么卖?”とすると直訳では「どうやって売るの?」ですが、意味は「いくら?」となります。
市場とか量り売りなどのときによく使いますね。
※“卖:mài”(売る)
レッスン1で学習した“什么:shén me”とちがいをみてみましょう。
“什么”と“怎么”のちがい
“what”にあたる疑問詞“什么”はうしろに名詞にあたる語彙がくるのに対し、
“怎么”のうしろには動詞にあたる語彙がきます。
これがふたつの最大のちがいです。
你叫什么名字?
你的名字怎么读?
※「読みあげる」というニュアンスでは“念:niàn”をつかうことが多いです。
では大量の例文にふれてニュアンスをつかみましょう。
例文集
日本語訳せずに中国語で理解しましょう。
意味もだいたいわかればOKです!
你的汉语名字怎么写?
A:他会说日语吗?
B:他会。
A:你会吗?
B:我不会。
“日语:rì yǔ”:日本語
A:你会写你的汉语名字吗?
B:我会写。
A:他呢?
B:他不会中文。
A:她的汉语好吗?
B:她的汉语很好。
A:你妈妈会说英语吗?
B:我妈妈不会说英语,我爸爸会。
A:这个汉字你会写吗?
B:我不会写。这个汉字怎么读?
A:中国菜好吃吗?
B:中国菜很好吃。
A:你会做吗?
B:我不会做。
A:你会做什么菜?
B:我会做韩国菜。
韩国:hán guó(韓国)
もっと会話や例文に触れたい方は以下の教材をどうぞ。
(無料ダウンロードできます。)
★【使える中国語を学ぼう!】プロ通訳が初学者のフリしてネイティブとチャットした記録【ピンイン&解説・和訳つき】
文法レッスンがKindleで登場!
このたびHSK1級の文法レッスンがKindleで読めるようになりました!
ざーっと復習したり、スキマ時間の勉強に最適です。
99円なので、興味ある方はぜひ!
(内容はブログ版と同じです。)
今回の文法をアウトプットしよう!
文法の概要がだいたいわかったところで、実際にネイティブとの会話でつかうことで日常会話はできるようになります。
基礎の知識があれば、それが会話やチャットをつづける助けになり、コミュニケーションのなかで文法や語彙は身についていくんですね。
ボク自身、参考書はつかわずにチャットや会話のなかで自然と身につき、HSK6級にも8割以上で合格できました。
1レッスン200円前後でネイティブの授業が受けられるサービスもあります。
これはボクがいちばんおすすめできるオンラインスクールですので、興味がある方は以下の記事をチェックしてみてください。
コメント