ポップアップストアが中国で大流行!10年で5兆円ちかくの市場規模―成功できるジャンルは〇〇!

中国ビジネス情報
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こんにちは!ちゃいなサプリのYuki(@YukiHiroi)です。

中国ビジネス情報誌『销售与市场』第712期に紹介された記事から紹介します。

中国ではコロナが落ち着いてリベンジ消費にも火が付き、ネット上でのショッピングから再び実店舗での買い物にトレンドが移っています。

多くのブランドがポップアップストアを開いていて、若者の間で注目されています。

Wkipediaによるとポップアップ・ストア(Pop-up Store)とは空き店舗などに突如出店(ポップアップ)し、一定期間で突然消えてしまう店舗のこと

https://ja.wikipedia.org/wiki/ポップアップ・ストア

ちなみに中国語では”快闪店:kuài shǎn diàn”と言います。

10年で5兆円ちかくの市場規模に

ポップアップストアは1999年にロンドンで誕生しました。このときポップアップストアとして出店したのはアメリカのジーンズブランドLevi’s(リーバイス)とスイスの腕時計ブランドSwatch(スウォッチ)でした。

中国市場にポップアップストアが入ってきたのは2012年です。10年も経っていませんが、実店舗での消費が再びトレンドになった中国では多くのブランドがポップアップストアで消費を伸ばしています。そして、今ではブランドの主要マーケティング方式にまでなっているのです。

ルイヴィトンやディオールなどの国際ブランドの他にも中国ブランド、さらにはアイスクリーム屋など消費ブランドも参入しているのです。また、レストランや飲料ブランドも、ポップアップストアとして一時的にミルクティーやタピオカ店、アイスクリーム店などを出すということもあります。

中国快闪店行业白皮书 :zhōng guó kuài shǎn diàn háng yè bái pí shū〉というポップアップストア業績報告白書によると、2020年の取引額は約3200億元(5兆5,000億円)に達し、出された店舗数は約960万に上るといいます。

さらに2025年には市場規模約8000億元(13兆8,000億円)にまで達すると予測されています。

ポップアップストアのジャンル

では2020年ポップアップストアで開店した店舗数取引額の2つにおいてのジャンルTop8を順番に見てみましょう。

【開店店舗数】

①服・かばん・靴
②食品・酒類
③不動産
④教育
⑤美容・コスメ
⑥自動車
⑦スマホ類
⑧PC類

【取引額】

①自動車
②美容・コスメ
③食品・酒類
④スマホ類
⑤不動産
⑥服・かばん・靴
⑦教育
⑧PC類

順位はちがうもののジャンルはほとんど同じであることがわかりますね!

どうしてポップアップストアなの?

どうして今多くのブランドがポップアップストアとして店舗を出すのでしょうか。
その理由は消費者層の変化であると筆者は言います。

1980・1990年代の若者たちが消費の主力で、さらにZ世代と呼ばれる1990年代中盤以降に生まれた世代が新たに消費層に加わりトレンドの流れも変わりました。ポップアップストアのような体験重視のマーケティングスタイルが主流になったのです。

ネットでの買い物が若者の間では主流ですから、実店舗はすでに販売だけを目的としていては成り立たないのです。サービスや体験を通して消費者のブランド認知度と好感度を高める必要があるのです。

中国ビジネスのキーワードは若者でしたね。若者の消費行動がトレンドを大きく動かしていることは以前の記事で紹介しました。まだ読んでいない方はこの機会にぜひ目を通してみてくださいね!5分くらいで読める分量です。
2021年の中国の若者―寝そべり主義?躺平主義?中国ビジネスのキーワードは「若者」

ポップアップストアは話題性もあるため、口コミで広がったりすることも多く、一般的に来店率も実店舗より高いのです。低コストで効率的に多くの都市で開店でき、多くの人にアクセスできるのです。

実店舗+ポップアップストア作戦

掃除機で有名なダイソン(Dyson)ポップアップストア実店舗の2つのパターンを使って中国市場に入り込むことに成功しました。ポップアップで実演や実体験できるようにし、人口の多い主要都市部で毎年数百店舗ものポップアップストアを開いています。

ポップアップストアの種類

ポップアップストアも目的によって4種類に分類することができます。
その4つは〈露出型・集客型・セールス型・テスト型〉です。
では1つ1つ詳しく見ていきましょう。

1・露出型ポップアップストア

ブランドの宣伝効果が期待できることはポップアップストアの基本的特徴です。しかし、ブランドに対する関心度を高めるにしてもブランドによって違いが出てきます。

トップのブランドは着実な露出を追求して知名度を高めます。消費者の目に触れる頻度を維持して、頻繁に新商品を発表することで短期間で話題性を作り出すことができるのです。

中堅のブランドではポップアップストアを利用して、消費者の目に触れさせることはできます。しかし、大きな話題を作るというよりはそのブランドに対する認知度を高めるということが主な効用になります。

末端ブランドは低コストで顧客に「良い体験」を提供し、コアなユーザーの心をつかむのが主な目的になります。これによって、ユーザーたちに独占感を持ってもらうのです。

2・集客型ポップアップストア

2020年12月までにネットショッピングのユーザーは7.82億人に達しました。すでに、大多数がネットでの買い物をメインとしているため、毎年新ユーザーの増加率は低下しているのです。2015年以降、ネット上で1人の新ユーザー獲得コストは約200元(3,400円)という統計もあります。

ポップアップストア業績報告白書によると、ポップアップストアでの新顧客獲得コストは約100元(1,700円)ですから、ネット上で獲得するコストの半分で済むのです。

新規顧客獲得のコスト面においてもポップアップストアが優勢であり、これもポップアップストアが顧客獲得の新しいチャンネルになったことの1つの理由です。

3・セールス型ポップアップストア

このセールス型をとる場合、一般的には特売店の形式をとり、これは実店舗の延長と言えます。著名ブランドは一定の知名度もあり、コアユーザーは定期的に購入するという習慣もあります。

ポップアップストアはこういった消費者が定期的に購入するという習慣を守るという役割も果たしています。

4・テスト型ポップアップストア

 テスト型は文字通り、新たな販売ルート開拓・新商品の宣伝・新顧客獲得においての市場調査という目的があります。そこでブランドは短期間で、コストパフォーマン良く顧客のフィードバックを得るシステムを作る必要があります。

その場合、融通がきき、ユーザーに近い存在のポップアップストアが最適な方法と言えるのです。
こういった方法はコスメブランドでよく使われます。デパートなどでポップアップストアを開き、そこでコスメの新商品を体験してもらい、ユーザーの反応を集めて、正式に発売するかどうか決めるのです。

中国のコスメブランドは今では認知度も高く、人気があります。マーケティング方法なども独特な方法を使い成功しました。くわしくはこちらの記事で↓↓
人気の中国コスメブランド(花西子・完美日記・自然堂)高まる「中国ブランド」の存在感。SNSマーケティングで大勝利!

ポップアップストアもブランドの宣伝という最初の目的から、今ではその形式も目的も多様化しました。今後、科学技術を利用し、ユーザーの体験を数値化することでさらに高い効果を生むと予測されています。

ブランディングはマーケティングと同様、ビジネスで成功するための必須科目です。以前の記事でもブランディングについて解説しているのであわせて読んでみてくださいね!
【ブランディング戦略】中国のビジネス情報誌で紹介された方法!これで中国企業はかなり稼いでいます

最後までご覧くださりありがとうございました!

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