今日2021年5月22日に袁隆平という方が亡くなったことが中国国内でニュースになりました。
お葬式には習近平国家主席も参加予定だと言われています。

ではこの袁隆平とは一体どんな人物なのでしょうか?

ハイブリットイネの父・袁隆平
袁隆平(リンク先はWikipedia)は中国の農学者で、ハイブリットイネを作り「ハイブリットイネの父」と称される。
1964ー1973年に渡って、ハイブリットイネの研究を始め、その目的は収穫量の増大にあった。
1973年〜栽培に着手し、中国を世界最大の米生産国に押し上げた。

彼が稲作に着手したきっかけが毛沢東が行った中国の大躍進政策(1958ー1961年)での飢饉を目の当たりにしたことのようだ。
Wikipediaによると1,500万〜5,500万人が飢饉で死亡とある。
筆者の妻のおばあちゃんと話すと、この時は食べるものもなく、雑草を食べていたと言っていた。
この光景に感化されて米の生産量をあげようと研究を始めるのはまさに英雄と言えよう。
文化大革命の中研究を続けた袁隆平
1964ー1973年の9年間ハイブリットイネの研究をあきらめずに続けるというのも誰も真似できないように思われる。
外国の技術を取り入れようにも、当時は文化大革命(1966ー1976年)真っ只中。
研究するには設備も整っていなかったと思うが、その中で9年も粘り続けることができたのは、「飢餓の人を救いたい」という気持ち以外の何物でもなかったのだろう。
当時は報酬もなにもなかっただろうし、逆に大きな報酬など受け取ったら命の危険すらあったはずだ。

彼が作り出したハイブリットイネは、食糧問題を抱えていた周辺のアジア諸国の助けにもなった。
その功績は世界でも称えられ、数々の賞を受賞することになる。
- 1987年11月 – 国連教育科学文化機関科学賞
- 1996年5月 – 日経アジア賞科学技術部門[8]
- 2001年 – 国家最高科学技術賞
- 2001年8月 – マグサイサイ賞
- 2004年 – 感動中国年度人物
- 2004年5月 – ウルフ賞農業部門[9]
- 2010年 – 食の新潟国際賞・佐藤藤三郎特別賞[4]
- 2011年 – マハティール科学賞(マレーシア)[10]
- 2012年 – 孔子平和賞
- 2016年 – 世界文明賞人類の持続発展部門(中国)[11]
- 2018年12月 – 未来科学大賞(中国)[12]
- 2019年9月 – 共和国勲章
引用:Wikipedia

このような英雄はいつまでも英雄なのですね。


また、彼の死の6分後亡くなったのが吴孟超という外科医。
「中国肝胆道外科の父」吴孟超が5月22日死去。吴孟超とはどんな人物だったのか?
生前の中国CCTVのインタビュー映像を載せておきます。
すべて中国語ですが、雰囲気でも感じてみて下さい。
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ほかの注目ニュース:中国で新しい法律「食べ残し禁止法案」が可決!大食い動画も罰金の対象に?
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