- 願望をあらわす“要”
- 「〜と思う」の“觉得”
- 「いちばん〜」の副詞“最”
- だいたいの数をあらわす“几”と“多”
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願望をあらわす“要”
「要」は、願望を表す表現としてよく使われます。動詞の前に置くことで、何かをしたい、望んでいるという意味を伝えることができます。
「要」を動詞の前に置くと、「〜したい」という意味になります。具体的な願望や希望を表現する際に使います。
- 我要喝水。(私は水を飲みたい。)
- 他要去看电影。(彼は映画を見に行きたい。)
- 你要做什么?(あなたは何をしたいですか?)
- 要は、未来の計画や意図を表すこともありますが、願望を表現する際には動詞の前に置くことで、自分の希望や欲求を伝えるニュアンスを持ちます。
- 口語的な表現として、「要」は自然に使われ、強い意志や希望を表すために頻繁に使われます。
「要」を使うことで、自分の望みや欲しいもの、したいことを簡単に伝えることができ、会話がより自然に、希望に満ちたものになります。
要の肯定文
主語 + 要 + 動詞。
この形で肯定文が作れます。
我妈要买衣服。
Wǒ māmā yào mǎi yīfú.
母は服を買いたいです。
我奶奶要去医院。
Wǒ nǎinai yào qù yīyuàn.
祖母は病院に行きたいです。
我爸爸要打电话给公司。
Wǒ bàba yào dǎ diànhuà gěi gōngsī.
父は会社に電話をかけたいです。
「電話をかける」は“打电话:dǎ diàn huà”と言い、
「〜に電話をかける」というときは“给~打电话”もしくは“打电话给~”でしたね。

要の疑問文
疑問文もYes/Noを問うなら“吗”
具体的に聞きたいときは疑問文を使うのでしたね。
你妈妈要买衣服吗?
Nǐ māmā yào mǎi yīfú ma?
あなたのお母さんは服を買いたいですか?
你妈妈要买什么?
Nǐ māmā yào mǎi shénme?
あなたのお母さんは何を買いたいですか?
你奶奶要去医院吗?
Nǐ nǎinai yào qù yīyuàn ma?
あなたのおばあさんは病院に行きたいですか?
“奶奶:nǎi nǎi”は父方のおばあちゃんで、母方のおばあちゃんは“外婆:wài pó”といいます。
你奶奶要去哪儿?
Nǐ nǎinai yào qù nǎr?
あなたのおばあさんはどこに行きたいですか?
你爸爸要打电话给谁?
Nǐ bàba yào dǎ diànhuà gěi shuí?
あなたのお父さんは誰に電話をかけたいですか?
要の否定文は「“不要”」ではなく「“不想”」
否定文では「不要」ではなく「不想」を使うことが一般的です。これにより、「したくない」「望んでいない」という意味を表現できます。
主語 + 不想 + 動詞。

「不要」と「不想」の違い
- 不要(bù yào)
「不要」は、「しないでください」「〜する必要はない」という意味です。これは、相手に対して行動を禁止したり、必要のないことを伝えたりする際に使います。 例:- 你不要去!(行かないで!)
- 这里不要吸烟。(ここでタバコを吸わないでください。)

- 不想(bù xiǎng)
「不想」は、自分の意志や希望がないことを表現します。つまり、「〜したくない」「〜するつもりはない」という意味になります。自分の願望や意図を否定する際に使います。 例:- 我不想吃。(私は食べたくない。)
- 他不想去看电影。(彼は映画を見に行きたくない。)
我不想参加卡拉OK。
Wǒ bù xiǎng cānjiā kǎlā OK.
私はカラオケに参加したくないです。
“卡拉OK:kǎ là OK”(カラオケ)
我爷爷不想吃药。
Wǒ yéye bù xiǎng chī yào.
私のおじいさんは薬を飲みたくないです。
小明不想在图书馆学习。
Xiǎo Míng bù xiǎng zài túshūguǎn xuéxí.
小明は図書館で勉強したくないです。
「不想」は「したくない」という意志や希望の否定を表現する際に使います。
「不要」は禁止や必要ないという意味で使います。
“要”と“想”のちがい
“要”と“想”はどちらも個人の願望や「〜するつもり」などの予定を表しますが、ニュアンスが少し異なります。
ニュアンスのちがいは
“要”は決心や決定したこと、もしくは強烈な願望を表します。
一方で“想”は“要”よりは弱く、ただの考えや「できたらいいな」程度の願望で、それをやるかやらないか、もしくはそれが実現するかしないかは重要ではありません。
① 我要去北京。
Wǒ yào qù Běijīng.
私は北京に行きます。
② 我想去北京。
Wǒ xiǎng qù Běijīng.
私は北京に行きたいです。
①は何としてでも北京に行くという強い意志が感じられ、
②は行きたいという気持ちはあっても、行くか行かないかははっきりしないといったニュアンスです。
また“要”は直接名詞の前につけることもできます。
その場合「〜が欲しい」や「〜を必要としている」といった意味になります。
我要咖啡。
Wǒ yào kāfēi.
私はコーヒーが欲しいです。
他要一个杯子。
Tā yào yí gè bēizi.
彼はカップが欲しいです。
老师要水。
Lǎoshī yào shuǐ.
先生は水が欲しいです。
「要」は、強い意志や必要性を表す際に使います。単に「〜したい」という欲求だけでなく、必ずそうしたい、するつもりだ、必要だという強い意志を示します。
- 意志・計画・必要性を表す
「要」は、単に希望するだけでなく、未来の行動や計画、要求を強く示します。
「〜と思う」「〜と感じる」の “觉得”
“觉得:juéde” は、自分の感覚や考えを表すときに使います。
「〜と思う」「〜と感じる」「〜という印象がある」といったニュアンスですね。
形容詞・動詞・文などの前に置いて、主観的な意見や印象を伝えるときに使います。
たとえば、「(私は)高いと思う」「楽しいと感じる」「彼は優しいと思う」など、
話し手の感情や判断が関わる表現によく使われます。
我觉得这里很热。
Wǒ juéde zhèlǐ hěn rè.
ここは暑いと感じます。
(这里很热。Zhèlǐ hěn rè. ここは暑いです。)
我觉得难受。
Wǒ juéde nánshòu.
つらいと感じます。
(我难受。Wǒ nánshòu. 私はつらいです。)
我觉得很不好意思。
Wǒ juéde hěn bù hǎoyìsi.
とても恥ずかしいと感じます。
(我很不好意思。Wǒ hěn bù hǎoyìsi. 私はとても恥ずかしいです。)
※この用法では“觉得”を使わないことのほうが多いようで、
“我觉得很累。”よりも“我很累。”のほうが自然だそうです。
ボク自身の経験でもこの文脈で“觉得”を使うのはあまり聞きませんね。
よくつかうのは「〜と思う」のように意見を示すときです。
她觉得老师太严厉了。
Tā juéde lǎoshī tài yánlì le.
彼女は先生が厳しすぎると感じています。
“严厉:yán lì”(厳しい)
“太~了”は「〜すぎる」という程度が著しく高かったり誇張したいときに使うのでしたね。
他们觉得这部电影很好。
Tāmen juéde zhè bù diànyǐng hěn hǎo.
彼らはこの映画がとても良いと思っています。
我想和她表白,你觉得怎么样?
Wǒ xiǎng hé tā biǎobái, nǐ juéde zěnmeyàng?
彼女に告白したいんだけど、君はどう思う?
このつかい方は“认为:rèn wéi”に近いですが、語気は弱めです。
くわしくは以下の記事にまとめてあります。

「最も・いちばん」をあらわす副詞 “最:zuì”
“最:zuì”は、「最も」「いちばん」といった、程度の最上級を表す副詞です。
ある基準の中で、一番高い程度や強い感情を伝えるときに使います。
- 形容詞の前に置くことで「最も〜だ」と表現できます。
例:最漂亮(いちばんきれい)、最重要(最も重要) - 感情をあらわす動詞の前につけて、「いちばん〜が好き/嫌い/愛している」といった意味にもなります。
よく使われる動詞:喜欢(好き)、讨厌(嫌い)、爱(愛している) など。 - また、「いちばん〜したい」という意味で、想(〜したい)とも一緒に使えます。
小明在学校里成绩最好。
Xiǎo Míng zài xuéxiào lǐ chéngjì zuì hǎo.
小明は学校で成績が一番良いです。
最辣的中国菜是什么?
Zuì là de Zhōngguó cài shì shénme?
一番辛い中国料理は何ですか?
铃木先生的中文最好。
Língmù xiānshēng de Zhōngwén zuì hǎo.
鈴木さんの中国語が一番上手です。
山口女士的衣服最贵。
Shānkǒu nǚshì de yīfu zuì guì.
山口さん(女性)の服が一番高いです。
你最喜欢吃什么?
Nǐ zuì xǐhuan chī shénme?
あなたは何を食べるのが一番好きですか?
你最想去什么地方?
Nǐ zuì xiǎng qù shénme dìfang?
あなたが一番行きたい場所はどこですか?
(“什么地方” = “哪里”)
她最讨厌抽烟。
Tā zuì tǎoyàn chōuyān.
彼女は喫煙が一番嫌いです。
我弟弟最爱吃麻婆豆腐。
Wǒ dìdi zuì ài chī Mápó dòufu.
弟は麻婆豆腐が大好きです。
“最”を使うと、あるものを他と比べて「一番」と強調できます。形容詞にも動詞にも使える、便利で頻出の副詞です。
覚えておくと表現の幅がぐっと広がりますよ!
だいたいの数をあらわす“几”と“多”
“几”はいままで数字や数を聞くときの疑問詞で使われる例を紹介しました。
“你几岁?”(レッスン3)
“今天几号?”(レッスン5)
“现在几点?”(レッスン9)
本レッスンでは疑問詞としての“几”ではなく、だいたいの数字を聞くときの“几”をご紹介します。
“多:duō”にも似たような働きがあるので、比較していみてみましょう。
几 + 数詞 + 名詞
“几:jǐ” は、はっきりしない数や「いくつかの〜」というざっくりした数量を表すときに使います。
几 + 数詞 + 名詞
- 「何〜か」「数〜」「いくつかの〜」という意味合いになります。
- よく使われる数詞は “个”(人や物)、“本”(本)、“只”(動物など)などの量詞です。
- 明確な数字ではなく、「2〜3個」「数人」「何冊か」などの大体の数を伝えたいときに便利です。
我买了几本书。
Wǒ mǎile jǐ běn shū.
私は何冊かの本を買いました。
她有几个外国朋友。
Tā yǒu jǐ gè wàiguó péngyǒu.
彼女は何人かの外国の友達がいます。
小明吃了几块巧克力。
Xiǎo Míng chīle jǐ kuài qiǎokèlì.
小明は何かけかのチョコレートを食べました。
(“块:kuài” は数詞で「かたまり」といったニュアンスです。例えば、塊状のものや、ピース単位で数える時に使います。)
文脈によっては「数〜」という意味で、少し肯定的に柔らかく表現するためにも使われ
“几”はもともと疑問詞「いくつ?」としても使われますが、このように曖昧な数を表す使い方もよく見られます。
10以下の数字 + 数詞 + 多 + 名詞
この構文は、10以下の数量を表現する際に使います。具体的な数を示さず、「多」を使っておおよその数量を表すことができます。
- 10以下の数を表す際に、細かい数字を指定するのではなく、「多」を使っておおよその数量を伝える場合に使います。
- 「多」は、数量が大体いくつかであることを示し、正確な数ではなく、だいたいの数を伝えるために使われます。
五个多苹果(5個以上のりんご)
七本多书(7冊以上の本)
三只多猫(3匹以上の猫)
このように、「多」を使うことで少し余裕を持たせた数量を表すことができます。
她学日语已经三个多月了。
Tā xué Rìyǔ yǐjīng sān gè duō yuè le.
彼女は日本語を3ヶ月以上勉強しています。
我买了8斤多的米。
Wǒ mǎile 8 jīn duō de mǐ.
私は8斤以上のお米を買いました。
(“斤:jīn”は500gを表す重さの単位です。)
小王来东京半年多了。
Xiǎo Wáng lái Dōngjīng bàn nián duō le.
小王は東京に半年以上来ています。
○十几(○十多) + 数詞 + 名詞
二桁の数を表現する際に、“几” と “多” を使うことで、大体の数を表すことができます
二十几本书(20冊ちょっとの本)
三十多个人(30人ちょっとの人)
十几块钱(10元ちょっとのお金)
- “几” と “多” はどちらも、二桁の数をおおよその範囲で伝えるために使われます。
例えば「20代」といった数を、「だいたい20いくつ」という感じで表現する時に使います。 - この構文を使うと、正確な数ではなく、だいたいの範囲を示すことができます。
这个小狗来我家十几天(十多天)了。
Zhège xiǎo gǒu lái wǒ jiā shí jǐ tiān (shí duō tiān) le.
この子犬はうちに来て10日あまりになります。
「十几天」「十多天」どちらも「10日あまり(10〜19日)」という意味。
咖啡一杯二十几(二十多)块钱。
Kāfēi yì bēi èrshí jǐ (èrshí duō) kuài qián.
コーヒー1杯は20元ちょっとします。
「二十几块钱」=だいたい20元台(21〜29元)
「块」=元(口語的な単位)
我爸爸已经五十几(五十多)岁了。
Wǒ bàba yǐjīng wǔshí jǐ (wǔshí duō) suì le.
父はもう50歳を超えています(50代前半です)。
「五十几岁」=50歳台(51〜59歳)
「岁」=年齢を表す単位(歳)
このように、「几」や「多」を使って、おおよその範囲の数量を表現することができます。
几十 + 数詞 + 名詞
「几十」は、数十という大まかな範囲を示すために使われる表現です。通常、二桁の数(例えば20〜90の間)のおおよその数量を示す際に使います。
几十本书(数十冊の本)
几十个人(数十人)
几十块钱(数十元)
- “几十”は、「数十」という意味で、特に20以上、100未満の範囲の数を表します。
- 数字を細かく指定するのではなく、おおよその数を伝える際に使います。
- “几十”の後に数詞(量を示す言葉)を加えて、さらに具体的な数量を表現します。
几十个学生已经通过了考试。
Jǐ shí gè xuéshēng yǐjīng tōngguò le kǎoshì.
何十人もの学生がすでに試験に合格しました。
「几十个学生」=おおよそ20〜90人の学生
「通过」=合格する、通過する
他在超市买了几十个鸡蛋。
Tā zài chāoshì mǎi le jǐ shí gè jīdàn.
彼はスーパーマーケットで何十個かの卵を買いました。
「几十个鸡蛋」=おおよそ20〜90個の卵
「超市」=スーパーマーケット
「鸡蛋」=鶏卵
我已经有了几十个手办。
Wǒ yǐjīng yǒu le jǐ shí gè shǒubàn.
私はすでに何十体かのフィギュアを持っています。
「几十个手办」=おおよそ20〜90体のフィギュア
「手办」=フィギュア(主にキャラクターの模型)
このように、“几十”を使うことで、大まかな範囲の数量を表現することができます。
3ケタ以上のとき
100以上、1000以上、または1万以上の数をアバウトな形で表現する場合、“多”を使うことが一般的です。この方法では、正確な数字を示さず、大体の数を伝えることができます。
三百多本书(300冊ちょっとの本)
五百多个人(500人ちょっと)
一千多元(1000元ちょっと)
一万多块钱(1万元ちょっと)
- “多”は、大きな数量をおおまかに示すために使います。
- 数字が大きくなるほど、“多”を使って具体的な数を表すことが多いです。
我们学校有一百多位留学生。
Wǒmen xuéxiào yǒu yī bǎi duō wèi liúxuéshēng.
私たちの学校には100名以上の留学生がいます。
「一百多」=100以上(おおよその数)
「位」=人を数える単位、敬語表現
「留学生」=留学生
公园里有一千多棵樱花树。
Gōngyuán lǐ yǒu yī qiān duō kē yīnghuā shù.
公園には1000本以上の桜の木があります。
「一千多」=1000以上(おおよその数)
「棵」=樹木を数える単位
「樱花树」=桜の木
他的鞋三千多块钱。
Tā de xié sān qiān duō kuài qián.
彼の靴は3000元以上です。
「三千多」=3000元以上(おおよその数)
「块钱」=元(お金の単位)
「数百、数千、数万」など「数〜」というアバウトな数は“几”をつかいます。
我已经看了几百部电影。
Wǒ yǐjīng kànle jǐ bǎi bù diànyǐng.
私はすでに数百本の映画を見ました。
几万个学生参加了考试。
Jǐ wàn gè xuéshēng cānjiāle kǎoshì.
何万もの学生が試験に参加しました。
このように、“多”を使うことで、100以上、1000以上の大まかな数量を簡単に表現することができます。
今日の文法を実際の会話で身につけよう!
今日の文法を7つの会話にまとめました。
実際の会話ではどのように使われるのか見てみましょう。せっかく勉強するのですから、使えるレベルまで持っていきたいですね!
少し先を見据えて、使える中国語力を育てたい方は、以下の教材も参考にしてみてください。
【プロ通訳の観察力で学ぶ】ネイティブとのチャット教材
ネイティブとのリアルなやり取りを通じて、自然な言い回しや会話の流れに慣れたい方へ。プロ通訳が“あえて”初学者のフリをしてネイティブとチャット。
そのやり取りを教材化した記録です。解説・ピンイン・和訳つきで、会話の背景や細かいニュアンスまでしっかり学べます。初級〜中級への橋渡しとして最適な内容です。
【中国語1万字・多読マラソン】(HSK4級レベル)
「単語や文法はある程度覚えたけど、実際の文章になるとわからない…」そんな方におすすめの多読教材です。HSK4級レベルの語彙で書かれた500文字×20編の読解トレーニング。
文脈の中で語彙や表現を覚えることで、知識が“使える力”に変わっていきます。まだ4級に届いていなくても、「読む力」を早めに育てたい方に最適です。
「学んでから実践」ではなく「実践しながら学ぶ」が鉄則!
文法の概要がわかったら、実際にネイティブとの会話で使うことで日常会話ができるようになります。
ボク自身、参考書なしで学び、実践を重ねてHSK6級に8割以上で合格しました。
1レッスン200円前後で受けられるおすすめのオンラインスクールもあります。興味がある方は、以下の記事をチェックしてみてください!

