中国が大絶賛した日本の管理システム【TQC・JIT・カンバン・5S】中国ビジネス情報誌が解説!

中国ビジネス情報
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こんにちは!ちゃいなサプリのYuki(@YukiHiroi)です。

中国ビジネス情報誌『財経』第614期に紹介された記事から紹介します。

なぜ日本は経済大国になれたのか」をかなり細かく分析しているので、個人のビジネスや仕事に落とし込むこともできるでしょう。また、教養としても活きてくる知識だと思うので今回取り上げました。

動画版はこちら↓↓

中国が大絶賛した日本の管理システム【TQC・JIT・カンバン・5S】

一億総中流の実現

日本は東アジアおよび東南アジアにおいていち早く「中所得」を脱した国であると筆者は言います。そして先進国への仲間入りも急スピードで達成しました。

貧富の差も小さく、ジニ係数も低い(数値が0に近いほど不平等が少ない。くわしくは以下参照)そしてこれは世界的に見ても稀に見ることだと書かれています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ジニ係数

中国でも目標とされている“共同富裕:gòng tóng fù yù”というのもまさに日本が実現した「総中流」と通じる部分が多いのです。

日本は1968年から42年間GDPは世界第2位をキープしました。(2010年からは中国が第2位で日本が第3位)

企業システム

筆者によると日本は企業システムの合理性や多元性、先進性においても東アジアをリードしていて、企業においても多元性と先進性が現れているそうです。

また筆者は1997年に企業の所有権と経営権の分離度によって、企業を大きく3つに分類することを提唱したと言っています。

A類:家族型

B類:現代企業制度型

C類:国有型

日本は株式の分散・所有権と経営権の分離を行うB型であるのです。そしてこれは今のところ、東アジア経済圏においては日本が唯一なのです。

主流はA型かC型で、日本がとっているB型が最も合理的で、多元的・先進的であり、これも日本が一億総中流を実現できた条件のひとつであるといいます。

企業価値のあり方

さらに、筆者はアメリカと比較します。

アメリカ企業は株主の利益を最大化することを最も重視していて、日本企業が重視していることは社員・売り手・顧客・株主などの利益の平衡であると。

日本企業の価値のあり方は【中庸・平和・包容】であり、ミクロな目線で見ると、これも一億総中流を実現できた重要な要素であると言っています。

富の分配が不平等で、富める者は富み、貧しい者はより貧しくの状況が悪化する昨今、日本のこのような企業のあり方は世界になんらかのヒントを与えてくれるのです。その証拠に、2019年8月19日にアメリカ181人のCEOがワシントンでBR(Business Roundtable)と呼ばれる会議において、「株主の利益最優先主義をやめて、企業の社会的機能と社会的目的を重視する。」という結論が出ました。

日本独自の管理システム

日本は独自の管理システムを生み出し、その方法は世界でも採用されています。

ここで紹介されているのは

①TQC
②JIT
③カンバン
④5S

の4つです。

くわしく見ていきましょう。

①TQC

https://ja.wikipedia.org/wiki/TQC

製品の品質管理を製造部門だけに任せるのではなく、財務や会計、営業、人事などすべての部門の人間が深く連携して品質管理を行うというものです。

製造だけでなく、サービス業などにも適応できるようにしたものはTQM(Total Quality Management)と呼ばれます。

②JIT

https://ja.wikipedia.org/wiki/ジャストインタイム生産システム

またの名をトヨタ生産方式とも言います。「必要なものを、必要なときに、必要な数だけつくる」ことを目標に作られた生産方式で「ムダ・ムラ・ムリ」をなくすことができる。

③カンバン方式

これは上記のジャストインタイム生産システムで使われるもので、またの名を「スーパーマーケット方式」といいます。

例えば、A工程→B工程という製造の流れがあるとすると、B工程の人たちはAから製造に必要な材料をもってくるわけですが、そのときに使う買い物リストみたいなものが「カンバン」と呼ばれるのです。

スーパーなどでも商品は番号で記録されていますから、スーパーマーケット方式とも呼ぶわけです。

これで必要なものだけを調達でき、ムダが省けるということです。

このカンバン方式はトヨタ自動車が特許を取得しています。

④5S

https://ja.wikipedia.org/wiki/5S

こちらもトヨタが思案した方法です。

モノを探すムダを省くことを重視し、新人でも何がどこにあるかわかるようにというのが目標だそうです。

また、掃除も社員が全員で参加することに意義があるのだそうです。工場の安全は自分たちで守るという気持ちも生まれ、同時にムダを省くことにもなるのです。

こういったことを継続することで結果的には生産的になり、会社は発展するのです。

これらは世界中で取り入れられ、今でも実行されています。この面だけみても日本の管理理論と管理理念の発展への貢献は大きいと筆者は言います。

自然に対する考え方

日本人は山や川、草や木すべてに魂が宿っていると考え、人間も自然の一部であるという考えのもとその関係性を築いてきたと言っています。

日本人は中国の哲学思想である天人合一(自然と人間とは理を媒介にして一つながりだと考えること)を実践していきました。人間中心主義に陥らず、人間と自然の関係をうまく保ったいい例であると主張します。

人と人

また、自然とだけでなく、人同士でも調和が取れています。日本では人はそれぞれ自分の理想なり夢なりがあることを尊重していて、お互いに支え合って補いあっています。
これも日本社会が調和がとれていることの理由のひとつであると考えられます。

また筆者は論語の言葉“和而不同:hé ér bù tóng”「和して同ぜず(人と協調はするが、道理に外れたようなことや、むやみに主体性を失うようなことはしないということ)」を実践していると書いています。

世界の中の日本

日本の他国に対する文化的影響も良くて、その成功は“桃李不言,下自成溪:táo lǐ bù yán ,xià zì chéng xī”(立派な人物のもとには人々が自然に慕い集まること)と筆者は絶賛しています。

また日本と日本国民の世界での評判も良く、2019年10月のフォーブスの国の評判調査では、インタビューを受けた86%が日本に対して好感を持っていると答えたと言います。ランキングでは世界11位で、アジアでは1位でした。

このような「ソフトパワー」は重要で、1968年〜1994年の間に日本とアメリカは7回もの「貿易戦争」を体験し、アメリカから差別と圧力を受けてきたが日本は「ソフトパワー」でアメリカに対抗し、成功を勝ち取ったと言っています。

さらに、日本の経済的成功には、日本の外国文化に対する心構え、学習態度、思考方法、勉強法などが大きく関係しているのではと分析しています。

外国文化を学んだ姿勢について、この筆者が分析しています。ここでは日本の古代からさかのぼって、その勉強態度などが細かく記してあります。ビジネスや日頃の勉強へ応用することもできると思いますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください↓
中国が絶賛した【勉強法】外国文化はこうやって身に付けろ!遣唐使と岩倉使節団から学ぶ

この記事の中で、筆者は1冊の本を紹介していました。日本の本だったのでそちらも載せておきますね。
途上国ニッポンの歩み―江戸から平成までの経済発展

最後までご覧くださりありがとうございました!

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